訪問日:2022年9月23日(金)
Grand Chainon(グランシェノン)

2022年2月にオープン、島根県出雲市渡橋町にある、花屋とケーキ屋が一緒になったお店『Grand Chainon(グランシェノン)』。
本店は島根県大田市にある花屋「フラワーショップ福花園」で、『グランシェノン』は家業を継いだフローリストの兄と、パティシエになった弟の兄弟2人で開いたお店だそうです。
「グラン」は「最高の」、「シェノン」は「幸せの連鎖」という意味で、幸せの連鎖の中にフラワーショップとパティスリーがある、「花とスイーツで最高の幸せを繋ぐ」という素敵な意味が込められているとのこと。
オーナーシェフの福間将司さんはクリオロの焼菓子部門責任者を務めていた方で、2018年のジャパンケーキショーではショコラ部門において連合会会長賞、東京都知事賞、2019年には同じくショコラ部門において連合会会長賞、準グランプリを獲得。
特に気になっていたのが、スペシャリテの「ローズブラン」という、花屋で育ったパティシエならではのバラの香りを利かせたケーキ。
こちらはいつも早めの時間に完売するそうなので、今回は前日に電話で予約をしてからの訪問。
アクセス
場所は出雲市駅から徒歩30分弱と駅からは遠め。
駐車場は店前にありました。
混雑状況
この日は祝日の金曜日、お店には予約時間の16時頃に訪問。
店内はお客さんも多いですが、会計などに待ち列はなくすんなりと購入出来ました。
メニュー・商品ラインアップ





ショーケースを見るとやはり「ローズブラン」は売り切れている感じで見当たらず。
今回は「ローズブラン」の他にも大人気という「モンブラン」、夏に新作として登場した「モネ」というケーキも予約しておきましたが、いずれも完売なのかショーケースにはありませんでした。
現在提供しているケーキの紹介や、ショーケースの様子はInstagramで情報発信されているので、今回はそちらで予習をしてから事前予約をしました。

予約したケーキ3個と、残っている中から気になった「マンダリンショコラ」も注文し、合計4個を購入。
店内にはカフェも併設されていますが、今回はテイクアウトで購入しました。
感想

【ローズブラン】1300円(税別)
奥出雲薔薇園さんの食用バラの蒸留水ローズウォーターを使用、ライチにも似たバラの香りを主体に、ライチ、フランボワーズ、ブルーベリー、カシス、イチゴ、白ワイン、ブランデー、チョコレートと様々な素材が織りなす7層構造になっているというケーキ。
上には花びらがトッピングされ、つるんとした膜に覆われたなめらかなムース、中にはプルッとしたゼリー食感の層があり、土台にはザクザクとしたタルト系の生地、間にはベリー系の果実が入っていました。
最初はフルーティなライチ系の風味が広がり、すぐにベリーの甘酸っぱい味わい、そして上品な花の香りに変わっていく、一口の中での変化とその全体の調和の素晴らしさにただただ驚き。
香り高くとても奥深いケーキで、感動の美味しさ。
正直プチガトーサイズで1300円という価格は本当に高過ぎですが、それだけ手間をかけてこだわっている一品であり、絶対に食べる価値があると確信できる美味しさのケーキでした。

【モネ】590円(税別)
滑らかなチーズムースにパッションとマンゴーを合わせた爽やかで夏らしいケーキとのこと。
ムースはとても口どけが良く、トロピカルな風味に酸味も主張するサッパリとした甘さ、底の生地もサクホロでこちらも美味しかったです。

【モンブラン】710円(税別)
外のマロンクリームは熊本県産の栗とフランス産の洋栗をブレンド、中に栗の味わいを引き立てる無糖クリーム、中心には熊本県産の栗をふんだんに入れ、下にはメレンゲ生地を使用しているとのこと。
周りは栗と共にほんのりラム酒も香る上品ですっきりした味わい、中はずっしり密度が高く濃密な栗の味わいが楽しめ、メレンゲ生地は香ばしくホロリと崩れる繊細な食感。
このモンブランも絶品で、大人気なのも納得の美味しさです。

【マンダリンショコラ】670円(税別)
スフレタイプのチョコレート生地の上に、マンダリンオレンジのコンフィチュール、高級ミルクチョコレートを使用したムースにマンダリンオレンジのクリームを入れた、チョコレートと柑橘の味わいが一体となったケーキとのこと。
爽やかで酸味のあるオレンジがしっかり主張しますが、芳醇で深みのある濃厚なチョコの味わいを損なわない絶妙のバランス。
クドさを感じない甘さも丁度良く、結局こちらも含め全てのケーキが美味しすぎました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
Grand Chainon
0853-24-0087
島根県出雲市渡橋町735-1
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