訪問日:2022年9月4日(日)
天草地魚料理 いけすやまもと

熊本県天草市の南新町にある、天草近海でとれた新鮮な魚を店内の巨大ないけすから提供する海鮮料理店『天草地魚料理 いけすやまもと』。
オープンは1990年8月10日、現在「御食事処ヤヒログループ」として他に「肉専門のレストラン ビーフヤヒロ」、「居酒屋 語らいの里 あまくさ村」の3店舗を展開しているようです。
「御食事処ヤヒログループ」は昭和47年5月20日創業で、元々は大浜町に創業した焼肉店「八尋」が始まりのようです。
「八尋」という店名は、お客さんが八方から尋ねてくれるお店になるという決意が込められていることが由来だそうです。
天草は名物として知られるウニをはじめ、海鮮が美味しいイメージが強いので、今回は天草エリアで人気の海鮮料理店を検索し、高評価だったこちらの店を選択。
アクセス
混雑状況
この日は日曜日、お店には13時前に訪問。
この時店内はそこまで混んでなかった印象。
メニュー・商品ラインアップ

いけすを目の前に眺めながら食事が楽しめるカウンター席に案内していただき、ラッキーでした。





メニューはやはり海鮮系が中心で、調理法も海鮮の種類も豊富なラインナップ。
今回は天草の郷土料理の「あら炊きそうめん」と、養殖が盛んで全国屈指の生産量を誇る「車海老おどり」、色々な刺身を食べたかったので「天草地魚盛合せ1人前」を注文!
感想

【あら炊きそうめん(小)】1210円(税込)
農林水産省のサイトによると、熊本では天草地域や上益城地域で「鯛そうめん」が名物になっていて、天草地域の鯛そうめんは頭や中骨などを「あら炊き」にして、煮汁をそうめんにかけて食べるのが特徴とのこと。
お祝い事の際に提供されたそうで、そうめんを使うのはそうめんが特産の島原の食文化に影響を受けたといわれているそうです。
ちなみに上益城地域のものは鯛を丸ごと姿煮にして大皿に盛り、そうめんを白波に見立てて皿に盛り付けるのが特徴だそうです。
「鯛そうめん」は他にも岡山や愛媛、広島などの瀬戸内海地域でも郷土料理になっていて、熊本県での発祥は定かではないそうですが、大分県の姫島から馬見原に伝わったといわれています。
麺は意外とシコシコとしたコシのある食感で、濃口でありながらしょっぱさはなく、旨味たっぷりの煮汁がしっかり絡んで美味しいです。
鯛のあらは頭の半分とカマ、尾びれの部分が入っていて、甘辛でホロホロトロトロ、このあら炊きがまた絶品。
小サイズでもかなりボリュームがありました。

【車海老おどり2尾】1980円(税込)
刺身類を注文すると、種類によっては注文後すぐにいけすから上げて調理されたものが提供されますが、こちらの車海老はおどり食いなので、もちろんいけすからのとれたてピチピチ。
殻は外してありますが、まだ頭の部分と脚が動いていました。
1尾は一口サイズですが、ブリッブリの弾力強めの食感に、濃厚な甘味と旨味も楽しめるとても贅沢な一口。

刺身を食べた後は頭の部分はカラッと揚げてもらい、全部美味しく楽しめました。

【天草地魚盛合せ1人前】1760円(税込)
注文前は内訳がわからなかったのですが、こちらを注文した後にサザエがいけすから水揚げされたので、やはり刺身になって登場。
コリコリとした歯ごたえのある食感に、ほんのり香る磯の香り、サザエの刺身大好きなので嬉しいです。
魚類も弾力のある鮮度抜群の食感で、特にえんがわと鯛が美味しかったです。
やっぱり美味しいです、天草の魚たち。
天草ちゃんぽんなど名物も色々あるので、観光も食べ歩きも楽しめるお気に入りのエリアです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://yahiro.sakura.ne.jp/yamamoto
食べログ
天草地魚料理 いけすやまもと
0969-23-2103
熊本県天草市南新町10-11
コメント