訪問日:2024年10月30日(水)
沖縄居酒家 すん。

沖縄県那覇市、国際通りから入ったむつみ橋通り商店街にある『沖縄居酒家 すん。』。
創業年や運営会社など、お店の詳しい情報は調べてみてもよくわかりませんでしたが、食べログの店舗情報には2014年3月20日オープンと書いてありました。
今回訪れた国際通り店の他、大阪府に東心斎橋店もあるようです。
沖縄料理を取り揃えたメニューラインアップに惹かれ、今回初訪問。
アクセス
場所はゆいレールの「牧志駅」や「美栄橋駅」から徒歩8分くらいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には21時50分頃に訪問。
この時店内は客入り6~7割くらいの印象で、予約無しでも待ち時間無く入れました。
メニュー・商品ラインアップ




写真は一部のみですがメニューの種類はかなり豊富で、沖縄料理なら何でも揃ってそうな印象を受けます。
今回は2軒目だったので、軽めに3品だけ注文。
感想

ドリンクは沖縄では定番の「さんぴん茶(ジャスミン茶の一種)」275円(税込)を注文。
お通しは切り干し大根で330円(税込)でした。

【豆腐ちゃんぷるー】700円(税込)
チャンプルーとは
「チャンプルー」は沖縄の方言で「ごちゃまぜ」という意味になるそうで、島豆腐や野菜などと共に様々な食材を炒めた沖縄を代表する家庭料理の一つ。
ゴーヤーを使えば「ゴーヤーチャンプルー」、マーミナー(もやし)を使えば「マーミナーチャンプルー」、そうめんを使えば「ソーミンチャンプルー」など、使う食材の名前が料理名になります。
沖縄で作られる「島豆腐」はかためで崩れにくく、チャンプルーにもピッタリの食材です。
「島豆腐」については下の記事に詳しくまとめてあります。

豆腐は厚揚げになっており、たっぷりの野菜をメインに豚肉も混ざった感じ。
野菜はしんなりと水っぽさがなく濃いめのしっかり味、厚揚げにもよく味が絡み、豚肉が良い旨味のアクセントになっていて、とても美味しかったです。

【コラーゲンたっぷりてびちの煮付け】800円(税込)

【こりこりミミガーのピーナツ和え】550円(税込)
沖縄の豚食文化
豚は15世紀前後に中国の福建省地域から沖縄に伝わったとされており、古くから豚食文化が根付いてきましたが、その理由については以下のようなものがあるといわれています。
●豚肉好きの中国からの客人(冊封使)をもてなすために養豚が広まった。
●牛や馬は中国への貢ぎ物や士族の乗り物、農耕用としての価値が高まり、琉球王府が屠殺禁止の政策を打ち出した。
●沖縄は本土ほど仏教が民衆に浸透せず、肉食禁忌の影響を受けなかったため、肉食の定着が早かった。
一般庶民の間でも食べられるようになったのは18世紀以降といわれており、サツマイモの栽培が広まったことがきっかけで、皮、葉、蔓などを豚の餌として活用することが可能になり、養豚が広く浸透したそうです。
沖縄では「豚は鳴き声以外、全て食べる」といわれるほど、肉だけではなく「顔皮(チラガー)、「耳皮(ミミガー)」、「豚足(テビチ)」など、無駄なく使う習慣があり、出汁にも具にも豚を使う「沖縄そば」や、沖縄風角煮の「ラフテー」、内臓を丁寧に処理して上品な味わいに仕上げた「中身汁」、血を使ったイリチー(炒め煮)「血イリチー」など、豚肉を使った郷土料理のバリエーションが豊富。
「てびちの煮付け」はブニブニプルプルでコラーゲンたっぷり。
ギトペタした脂の多い口当たりで、こってり重めですが、甘めでコクのある味付けが中までしっかりと染みていてとても美味しいです。
「ミミガーのピーナツ和え」は甘めでクリーミーな味わい、コリコリとした歯応えがクセになる食感。
シャキシャキとしたきゅうりがサッパリとして、こちらも美味しかったです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/sun_okinawa.izakaya
食べログ
すん。
050-5600-5813
沖縄県那覇市牧志3-1-39
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