訪問日:2020年2月9日(日)
鯨専門店 くらさき

長崎市の万屋町にある、鯨肉、鯨カツ、鯨ベーコンなどの加工品を販売しているお店『鯨専門店 くらさき』。
創業は1946年という情報が出てきました。
現在は四代目になるそうです。
お店の公式サイトによると、長崎は鯨肉の一人当たりの消費量が日本一とのこと。
海に囲まれた長崎では古来から近代まで捕鯨の歴史があり、鯨の食文化が今でも色濃く残っている地域。
料亭や寿司屋でも鯨は定番の食材だそうです。
正月には太く長く生きられることを願って鯨を食べるそうで、年末には鯨屋の店先にブロック状の鯨肉が山積みにされるとか。
こちらのお店では長崎に伝わる鯨の歴史を大切に守り、オンラインショップでの発送や、物産展などに出店することで、全国に鯨の美味しさ、魅力を届けています。
特に人気という「鯨カツ」は地元だけでなく、全国の百貨店などで開催される物産展でも大人気という逸品。
男性誌「BRUTUS」では秋元康さんと松任谷正隆さんのイチオシで「ビールの友『日本一』」にも選ばれたとか。
また、本店での予約販売と、長崎駅のキヨスク駅弁売り場にて数量限定で販売している「ながさき鯨カツ弁当」は、名物駅弁として全国的に知られています。



私は大阪で開催された駅弁イベントで初めて鯨カツ弁当をいただきましたが、その美味しさにハマり、今回本店に行ってみることにしました。
アクセス
お店は浜町アーケード電停、観光通り電停からそれぞれ徒歩3分の距離、商店街の中にお店があります。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は日曜日、お店には10時半頃に訪問。
先客はなしで私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ



店頭には様々な加工品が並んでおり、商品については公式サイトでも紹介されています。
今回は目当ての鯨カツを1枚購入。
感想


【鯨カツ】432円(税込)
鯨肉には南氷洋ミンク鯨を使用。
こちらの鯨カツは熱々ではなく、冷めたままソースなども付けずに食べるのがオススメとのこと。
本来鯨肉の赤身を油で揚げると硬くなるそうですが、丁寧に下ごしらえをすることで冷めても柔らかく食べられるそうです。
そして下ごしらえした鯨肉に、鯨の赤肉の美味しさが引き立つ秘伝のタレを漬け込んであるため、味付け不要でそのままいただけます。
衣はサックサクで、身はパサつきも硬さもなく、程良い噛み応えを残した柔らかな食感。
何もつけなくても、生姜醤油のような味わいが肉にしっかり染み込んでいてとても美味しいです。
味付けは不要ですが、薬味に和辛子や大根おろしなどはオススメとのこと。
サイズはそんなに大きくなくて厚さはむしろ薄め、それで1枚432円と値段は高めに感じますが、それでもまた食べたくなるくらい大好きな一品。
銅座町には姉妹店の鯨料理専門店「とんぼ」というお店があり、「鯨のユッケ」や「鯨のピザ」といった鯨料理も提供しているらしいので気になります。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
鯨専門店 くらさき
0958-23-0369
長崎県長崎市万屋町 5-2
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