訪問日:2019年5月3日(金)
大空食堂

鹿児島空港内にある、様々な郷土料理と共に豊富な種類の焼酎が楽しめるお店。
こちらのお店で特に名物として知られているのが、奄美大島の郷土料理「鶏飯(けいはん)」のバイキング。
鶏飯とは
「鶏飯(けいはん)」はよくある炊き込みご飯形式の「鶏飯(とりめし)」とは異なり、ご飯の上に鶏肉や錦糸卵、椎茸、パパイヤ漬けなどの具材と、刻み海苔、タンカンの皮、白ごまなどの薬味を乗せ、丸鶏を煮て取ったスープをかけて食べるのが特徴。
かつて奄美群島が薩摩藩の支配下に置かれていた時代に、鹿児島本土からやってくる役人たちの威圧的な態度を少しでも和らげるため、当時非常に貴重なものであった鶏を余すことなく使った「鶏飯」でもてなしたのがはじまりといわれています。
当時はまだ鶏の炊き込みごはん風にして食べていたそうですが、昭和に入ってから鶏ガラのスープをかけて食べるアレンジが浸透し、いまではそれが一般的となったそうです。
奄美大島には行ったことがないのですが、鹿児島県内の奄美大島以外の地域でも定番料理として親しまれており、様々なお店で提供されています。
今回は鹿児島市内から霧島温泉へ早朝に向かっている途中、ちょうど良い位置に鹿児島空港があったので、お土産購入と朝食を食べに寄って行きました。
アクセス
こちらのお店は鹿児島空港の国内線の2階北側にあります。
混雑状況
この日はゴールデンウィークの祝日金曜日、朝7時半頃の訪問でしたが、店内はお客さん数人で空いていました。
メニュー・商品ラインアップ

グランドメニューは10時からの提供となり、朝は朝食バイキングになります。
鶏飯バイキング目当てですが、朝は鶏飯のみではなく、鶏飯も楽しめる朝食バイキングとして800円(税込)でした。
それでも安いですし、鶏飯以外にも色々楽しめるのは嬉しいですね。
感想


鶏飯は自分でご飯を盛り付け、具材を上に乗せて、鶏スープをかけて作ります。
本来はパパイヤ漬けやタンカンの皮などを使うようですが、島外では入手しづらいこともあり、こちらのお店では紅生姜やたくあんといった具材が置いてありました。


たっぷりの具材が色んな味わいを見せる、優しい鶏の旨味が効いたお茶漬けという感じで、朝食にピッタリでした。
鶏肉はささみのようなあっさりした肉質。
甘辛い椎茸はご飯が進みます。
薬味にはコリコリのたくあんと、さっぱりした紅生姜を入れるのが好みです。
1杯目からそこそこのボリュームで盛り付けましたが、もう1杯軽めにおかわりしました。


鶏飯以外はそんなにご当地感は無く、サラダやフルーツ類、焼魚、スクランブルエッグ、ベーコン、トーストなど、よくある朝食バイキングという印象。
今回はあくまで鶏飯目当て。
サラダでたっぷりと野菜もとれますし、コーヒーがいただけるドリンクバーもあるので、かなり満足できる朝食バイキングでした。
ますます本場で鶏飯を食べたくなりました。
まだ未訪問の奄美大島、いつ行けるかわかりませんが、楽しみにしています。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://www.ida.co.jp/restaurant/ozora
食べログ
大空食堂
0995-58-2647
鹿児島県霧島市溝辺町麓822 鹿児島空港国内線 2F 北側
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