訪問日:2022年7月15日(金)
ハセガワストア やきとり弁当

北海道函館市で1958年(昭和33年)に創業、店内の厨房で作る看板商品「やきとり弁当」で有名なご当地コンビニ『ハセガワストア』。
ご当地コンビニというのは、2023年1月に確認した時点で、函館市に10店、北斗市に2店、七飯町に1店と函館近郊のみで出店していることから。
また根室市には「ハセガワストア」からのれん分けされた、同じく「やきとり弁当」をはじめ「カルビ弁当」や「サガリ弁当」などオリジナル商品も販売している、「タイエー」というお店があるそうです。
看板商品の「やきとり弁当」は1978年9月に発売。
当時のハセガワストア会長の長谷川文夫さんが自らレジを打っている時、酔っぱらったお客さんが「お弁当ないの?」と来店。
店内で作っていたおにぎりの「ごはん」と「のり」、そしてお酒のおつまみにと焼き始めていた「やきとり」の3つを組み合わせ、とっさに作ったのが始まりだそうです。
こちらの「やきとり」は、鶏肉ではなく「豚肉」が使われているのも大きな特徴。
函館をはじめ道南地区ではやきとりというと豚肉のことを指すのが一般的で、鶏のやきとりが欲しい時は「やきとり 鶏肉で」と注文するそうです。
道南地区は養豚場も多く、鶏より豚が安価に手に入りやすかったことが理由といわれています。
他にも室蘭や、埼玉の東松山、山形の寒河江など、豚肉のやきとりが名物になっている地域は結構ありますね。
こちらの「やきとり弁当」は函館市出身の大人気バンド「GLAY」がメディアで紹介したことがきっかけで、全国的に知られる名物になったそうです。
函館は初めてではないのですが、なかなか行くタイミングがなく、今回ようやく初訪問。
本社所在地であり、1号店という情報が出てきたのは「中道店」ですが、今回は近くて行きやすかった『ベイエリア店』に行ってきました。
アクセス
場所は十字街駅から徒歩7分くらいの距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には9時半頃に訪問。
この時店内は先客1人のみで空いていました。
メニュー・商品ラインアップ

入口すぐに厨房とイートインスペースがあり、やきとりを焼いている様子が見えて、香ばしくて良い匂いが店内に広がっていました。

奥の方は食料品などが並び、普通にコンビニという感じ。

目当ての「やきとり弁当」の注文方法は、メニューから商品を選び、注文書に記入して店員に渡し、出来上がり次第番号で呼ばれ、商品を受け取ります。
作り置きをせず、注文を受けてから作るのが嬉しいですね。
やきとりはタレ・塩・塩ダレ・うま辛・みそだれと味付けが5種類あり、ダントツ人気は「タレ」だそうです。
また単品のやきとりもあり、豚肉だけでなく鶏肉もありました。
公式サイトを見ると、「塩1本、たれ2本の小」という風に注文する「MIX(ミックス)」というウラ技があるそうです。
今回は『やきとり弁当(小) たれ』を注文!
せっかくなので店内のイートインスペースで出来立てを食べていくことにしました。
感想


【やきとり弁当(小) たれ】499円(税込)
ごはん200gに海苔、豚精肉のやきとりが3本乗ったお弁当。
こちらのやきとり弁当(小)はやきとり弁当注文者の10人中3人が注文するという、量と価格がお手頃の人気NO.1商品だそうです。
容器には「ミゾ」が付いていて、これは蓋をしたまま串だけを外に出し、クリクリっと回すことで串を抜くために付いているそうです。
豚肉は適度に脂が乗ってやや締まりのある食感。
タレはドロッとした質感で、醤油しっかりめに効いた濃口の味わい、ご飯が進みます。
海苔の風味がとても相性良く、紅しょうがもサッパリとタレによく合い、美味しかったです。
朝ごはんにちょうど良い量でした。
今度は塩か味噌だれが食べてみたいところ。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
ハセガワストア ベイエリア店
0138-24-0024
北海道函館市末広町23-5
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