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日本三大美味鶏や日本三大地鶏の一つと称される秋田名物『比内地鶏』で作る絶品の親子丼!【秋田比内や 大館本店】(秋田県大館市)

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訪問日:2024年9月2日(月)

目次

比内地鶏とは

名古屋コーチン(愛知)、薩摩地鶏(鹿児島)と並び、「日本三大美味鶏」や「日本三大地鶏」の一つと称される、秋田県の「比内地鶏」。

「比内地鶏」は秋田県産畜産試験場が「比内鶏」の雄とアメリカ原産の「ロードアイランドレッド」の雌をかけ合わせて昭和48年に誕生。

「比内鶏」は「比内」と呼ばれていた秋田県北部地方で古くから飼育されてきた鶏で、江戸時代には年貢として納められていたといわれており、昭和17年には学術的な価値を認められ、国の天然記念物に指定されています。

「比内鶏」はキジやヤマドリのような風味と香味を持っていて、噛む程に味とコクが際立ち、味が良いといわれていますが、普通の鶏に比べて身体が小さく、産肉性や肥育性など実用面での能力が低いことから、アメリカ原産のロードアイランドレッドの雌とをかけ合わせることでこの課題を克服。

昭和62年には「比内町比内地鶏生産部会」が発足し、平成元年には比内町農協(現JAあきた北)が比内地鶏処理場を建設し生産体制が整備、均一で高品質な生産のため、国の基準(日本農林規格(JAS))よりも厳しい生産・管理基準が定められています。

●秋田比内鶏(雄)とロード種(雌)の交配で作出された一代交雑種であること

●雌は孵化日から150日間以上、雄は孵化日から100日間以上飼育していること

●28日齢以降、平飼いまたは放し飼いで、1㎡当たり5羽以下で飼育していること

より良い品質を維持するために平成20年より「比内地鶏ブランド認証制度」が秋田県によって定められ、平成21年からはDNA識別も導入し、厳しい基準をクリアした比内地鶏が現在流通しています。

比内地鶏は秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」には欠かせないといわれており、和食をはじめイタリア料理やフランス料理など様々な料理に取り入れられており、2000年10月にはドイツで開催された「世界料理オリンピック」の食材として使用され、その美味しさが世界でも絶賛されたとのこと。

ちなみに「地鶏」とは、明治時代までに日本に導入され定着した38種類の鶏「在来種」の血が半分以上入っており、飼育方法が日本農林規格(JAS)によって定められている鶏。

地鶏と混同されるものに「銘柄鶏」がありますが、こちらは飼料や環境などに工夫を加えて飼育されることで、一般的なブロイラーよりも味や風味などを改良した鶏。

「銘柄鶏」はJASによる定義はなく、ブロイラーと同じ種類の「若どり系」と赤鶏の両親を持つ「赤系」に分類されます。

日本で流通する鶏は「ブロイラー(若どり)」、「銘柄鶏」、「地鶏」の3つに大きく分けられ、その割合は一般社団法人日本食鳥協会の公式サイトによると、ブロイラー(若どり)54%、銘柄鶏(若どり系)43%、銘柄鶏(赤系)2%、地鶏1%。

地鶏は肉質の高さだけでなく、その希少性からも高級食材として重宝されることがよくわかります。

秋田比内や 大館本店

今回訪れたのは、秋田県大館市にある平成8年2月8日にオープンしたお店『秋田比内や 大館本店』。

こちらは比内地鶏を中心とした秋田食材の生産加工や食材提供、通信販売などを行っている「秋田比内や株式会社」の唯一の直営店で、「全国初の比内地鶏料理専門店」という情報も出てきました。

直営店はこちらのお店のみになるようですが、姉妹店・業務店は全国に50店くらい点在し、食材提供を行っているそうです。

東北物産展によく出店している印象で、私も以前物産展で親子丼を食べたことがありますが、とても美味しかったので、いつか大館本店に行ってみたいと思い、今回念願の初訪問。

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この記事を書いた人

日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

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