訪問日:2025年9月28日(日)
センターグリル

神奈川県横浜市中区の野毛桜通りにある、昭和21年(1946年)創業の老舗洋食店『センターグリル』。
こちらのお店はケチャップを使用したお馴染みのパスタ料理「ナポリタン」発祥の店として知られています。
「ナポリタン」の歴史については諸説あると思いますが、有名なのは「ナポリタン」の元祖は横浜市中区山下町にある「ホテルニューグランド」で、2代目総料理長である入江茂忠さんが考案したという説。
詳しくはこちらの記事にまとめました。

しかし「ホテルニューグランド」で考案されたものは、ケチャップではなく生トマトを使ったソースで作られたもの。
『センターグリル』では当時ホテルで使っていたような生トマトは希少な高級品で、街の洋食店では手に入りにくかったことから、創業時からケチャップで代用した「ナポリタン」を提供しているそうです。
『センターグリル』の初代石橋豊吉さんは、「ホテルニューグランド」の初代総料理長サリー・ワイルさんが経営していたセンターホテルで働いていた経歴を持ち、ナポリタン考案者の入江茂忠氏とも交流があったそうなの、「ホテルニューグランド」の影響は大きそうですね。
アクセス
場所はJR根岸線「桜木町駅」から徒歩5分、京浜急行本線「日ノ出町駅」から徒歩7分、みなとみらい線「馬車道駅」から徒歩7分くらいの距離。
駐車場は無いので近隣コインパーキングになり、周辺は20分200円のものが多かったです。
混雑状況
この日は日曜日、お店には17時20分頃に訪問。
この時1階席丸々と2階席の半分は利用されておらず、残った2階席の半分のうち8割くらいの客入りで、待ち時間無く入店。
メニュー・商品ラインアップ





人気メニューはナポリタンや、ふわふわ卵とデミグラスソースが自慢の特製オムライスなど。
どの時間帯でもランチメニューが注文可能だそうです。
今回は目当ての『スパゲッティナポリタン』を注文!
感想

【スパゲッティナポリタン】900円(税込)
麺は日本初のスパゲッティ「ボルカノ」の2.2mm極太麺を使用し、茹でて一晩寝かせてもっちり感を出しているとのこと。
具材はマッシュルーム、玉ねぎ、ピーマン、ロースハムなど。
ケチャップならではの甘酸っぱくコクのある味わいに、チーズが相まっていい感じに濃厚に。
麺は太めでプリッとした弾力とモチッとした柔らかさを兼ねた食感。
「ホテルニューグランド」で食べたナポリタンも美味しかったですが、やっぱりこのケチャップ味こそが食べ馴れたナポリタンで、シンプルながら格別の美味しさ。
元祖ケチャップナポリタン、以前からずっと食べたかったので大満足!
横浜の素晴らしい思い出になりました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
センターグリル
050-5570-8477
神奈川県横浜市中区花咲町1-9

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