訪問日:2022年3月17日(木)
今治焼き鳥とは
愛媛県今治市の名物として知られる「今治焼き鳥」。
「今治焼き鳥」は串に刺して焼く一般的な焼き鳥とは異なり、串に刺さずに熱々の鉄板の上で大きな鉄のコテで肉を押さえ、ジュージューと豪快に焼くという個性的なスタイルのため、「鉄板焼き鳥」ともいわれているとのこと。
「五味鳥(ごみどり)」というお店が、大阪の千日前でレンコンの肉詰めを鉄板で焼く店を見て、鉄板で焼いた方が早く焼きあがると焼き鳥に応用し、1961年に誕生したスタイルといわれています。
せっかちで待つのが嫌いという今治人の気質に合っていたことから多くの支持を得て、また焼き鳥店は設備投資が比較的少なく済むことから、その後新規参入が相次いで広まっていき、今治市の公式サイトによると現在では市内に約70店舗あるそうです。
当時誕生したお店は「八味鳥」や「百味鳥」など「五味鳥」を参考にした店名が多かったそうで、「五味鳥」、「無味」、「八味鳥」、「鳥林」の4店は四天王と称されたそうです。(※無味と八味鳥は閉店、無味は「世渡」というお店が味を継承しているとのこと)
平成10年5月にタウンページで人口あたりの焼き鳥店舗数が日本一だったことから、平成11年3月には「焼き鳥日本一宣言」をし、同年8月には「今治ヤキトリ料飲組合」も結成され、毎年8月10日を「焼き鳥の日」と定めて「やきとりの街今治」としてPRしているそうです。
今治は北海道の室蘭、埼玉の東松山と並んで「日本三大焼き鳥のまち」や、更に北海道の美唄、福島、山口の長門、福岡の久留米も追加した「日本7大焼き鳥」にも数えられているとのこと。
元祖今治鉄板焼鳥 五味鳥

せっかく今治に来たので焼き鳥は外せないご当地グルメ、今回は発祥の店である『元祖今治鉄板焼鳥 五味鳥』へ。
こちらは2019年3月に閉店したそうですが、場所を変えて2020年9月10日に再オープンしたそうです。
店名の五味は基本の五つの味で、「すべての味を一皿に」という意味が込められているとのこと。
アクセス
場所は今治駅より徒歩5分くらいの距離。
駐車場は見当たらず、すぐ近くにコインパーキングも無かったので、今治駅前のコインパーキング止めてから向かいました。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には17時40分くらいに訪問。
この時先客は2人のみで空いていました。
メニュー・商品ラインアップ





メニューを見ると鉄板焼き鳥の他にも「串物」と書いた一般的な焼き鳥もありました。
オススメメニューにはマークが付いているのも分かりやすくて良いですね。
今治焼き鳥は「かわ」に始まり「せんざんき(唐揚げ)」で終わるのが通の食べ方といわれているそうで、オススメメニューに「かわ」も「せんざんき」も入った『盛合わせ(かわ・ざんき・串3本)』があったのでこちらを注文!
あとは気になった『手作りつくね』、ドリンクは運転があるので『コーラ』を注文。
感想


【盛合わせ(かわ・ざんき・串3本)】660円(税込)
写真で見ると串焼きが目立ちますが、その下に串に刺さない鉄板焼き鳥が埋もれています。
「かわ」は所謂「鶏皮」ではなく、色んな部位のお肉がミックスされているそうで、結構あっさりとした肉質が中心。
量はそこそこありますが小ぶりで薄めのカット、上品な甘辛のタレにほんのり胡椒が効いた味付け。
串焼きは胸肉のねぎま2本に、牛タン・キモ・ハツのミックスである「五味焼」が入っていました。

【手作りつくね】440円(税込)
つくねはタレかポン酢を選べたのでタレを選択。
シャキシャキの玉ねぎの味わいに大葉の香りが広がって、少し和風ハンバーグっぽい美味しさ。

【コーラ】330円(税込)
コーラはもちろん焼き鳥とも相性抜群、上までたっぷり入っていたのが嬉しかったです。
特に盛合わせはお得で、値段の割に量も種類もしっかり楽しめました!
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/gomidori323753
食べログ
五味鳥
0898-32-3753
愛媛県今治市南大門町1-1-13
コメント