訪問日:2023年3月19日(日)
下灘駅
愛媛県伊予市の双海町(ふたみちょう)にある、JR四国予讃線(よさんせん)の無人駅『下灘駅(しもなだえき)』。
駅のホームからすぐ目の前に海を望むロケーションが魅力的で、全国の写真家や観光客から人気であり、数多くの映画やTVドラマの舞台に選ばれてきたという絶景スポット。
下灘駅が開業したのは1935年、1981年に駅の海側の海岸線を埋め立てて国道378号が開通するまで、「日本で一番海に近い駅」と呼ばれていたそうです。
下灘駅や予讃線の地元での利用客は年々減少し、1986年には内陸の新路線が開通、運行本数の減少等で下灘駅は無人駅になったそうですが、観光地として人気に火が付いたのは、JRグループの「青春18きっぷ」のポスターに1998年から2000年まで3年連続で取り上げられたことがキッカケだったとか。
愛媛を訪れた際、宇和島や八幡浜などの南予地方に移動する際はいつも近くを通るので、つい立ち寄ってしまうお気に入りのスポット。
下灘珈琲
そして下灘駅の前には、『下灘珈琲』という白くて丸みのあるフォルムが可愛いキッチンカーを使ったオープンエアカフェがあります。
こちらは2017年4月1日にオープン。
2006年に設立した、ブライダル事業をメインに手掛ける「有限会社アルテフィーチェ」が運営しているとのこと。
「【ZEKKEI × COFFEE】挽きたてにこだわったハンドドリップコーヒーを四国の素晴らしい絶景とともに。」がコンセプト。
下灘珈琲の他にも2019年にしまなみ海道の大三島に「しまなみコーヒー」、2020年に愛媛と高知をまたぐ四国カルストに「カルスト珈琲」、2022年に香川県観音寺市の雲辺寺山頂公園内に「雲辺寺コーヒー&park」、合計4つのオープンエアカフェを展開しているとのこと。
今まで早朝や遅い時間に通ることが多かったのですが、下灘珈琲は営業時間が「平日 14:30〜日没」、「土日祝 11:00〜日没」と少し遅めに開店するので、今回念願の初訪問。
混雑状況
下灘駅は夕日も綺麗らしいので、今回は初めて夕方の時間に行ってきました。
この日は日曜日、17時過ぎに到着。
駅は写真を撮る人たちで大混雑、ベンチに座って記念撮影をする方が多いので、風景だけの写真を撮るのは到底不可能な状態。
しかしちょうど観光列車の「伊予灘ものがたり」が到着する時間だったようで、線路やベンチに近付かないように規制が入ったことから、全然人がいない綺麗な写真を撮ることが出来ました。
下灘珈琲にも続々とお客さんは訪れますが、行列などは無かったので、注文はすんなりと可能。
提供までには数分待ち時間がありました。
メニュー・商品ラインナップ
メニューはコーヒー、紅茶、ビール、そして愛媛らしいみかんジュースもあり、スイーツは夏季限定でアイスクリームがありました。
正直一番惹かれたのはみかんジュースですが、やっぱり看板商品はコーヒーなので、今回はホットコーヒーを注文!
感想
【コーヒー(HOT)】450円(税込)
テイクアウトのみですが、店横や駅にもベンチがあり、ゴミ箱も設置されています。
お店で提供しているものとオンラインショップのものが同じ豆かはわからなかったのですが、オンラインショップでは愛媛県松山市にある「焙煎屋ひがし」さんの豆を使用と書いてありました。
スッキリした口当たりで酸味や苦味のバランスがよく、飲みやすいブラックコーヒー。
絶景を眺めながら飲むコーヒーはまた格別ですね。
同行者はカフェオレを注文していましたが、まろやかな中にもほろ苦さと香ばしさがあり、個人的にブラックよりも好みという結果でした。
他のお店がある絶景スポットの中にはまだ行ったことがない場所もあるので、訪れた際は必ず「ZEKKEI × COFFEE」を楽しみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://openaircafe.thebase.in/
https://www.instagram.com/shimonadacoffee/
食べログ
下灘珈琲
089-992-1755
愛媛県伊予市双海町大久保甲39-1
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