訪問日:2019年5月3日(金)
薩摩蒸氣屋

昭和63年6月16日創業、鹿児島を代表する有名なお菓子メーカー『薩摩蒸氣屋』。
人気銘菓「かすたどん」や、歴史ある薩摩郷土菓子「軽羹」などを販売しており、鹿児島土産の定番として人気のお店。
鹿児島県内と宮崎県内を中心に多数店舗を展開しており、博多の中洲にも直営店があるようです。
また、鹿児島空港内や、福岡空港内、福岡三越内、JR博多駅内にも売店を展開。
九州旅行に行くと頻繁に目にするお店です。
個人的にこちらのお店の「かすたどん」や「かるかん饅頭」が大好きで、鹿児島に来たら必ずお菓子をいくつか買って帰ります。
今回もお土産を購入しようと、「菓々子横丁」を訪問。
アクセス
混雑状況
この日は祝日の金曜日、15時頃に訪問。
この時会計などに待ち列はありませんでしたが、店内はお客さんも多く結構混んでいた印象。
メニュー・商品ラインアップ

50m近くの長さがある広い店舗の中には、和菓子・洋菓子共に幅広い種類の商品が展開されており、中央には広場や癒しの滝が設けてあります。

また、2階には屋根裏ギャラリーと茶房珈花子(かかし)というお店があります。
今回も定番のかすたどん、かるかん饅頭を購入し、あとはあくまき、白熊のロールケーキ、出来たての焼きドーナツを購入。
感想


【かすたどん】108円(税込)
カスタードクリームをスポンジで包んだお菓子で、和菓子コーナーに並んでいますが完全に洋菓子という印象です。笑
スポンジはふわっふわの柔らかさ、中にはたっぷりのカスタード。
カスタードは卵の味わい濃厚でとてもコクがあり、甘さも絶妙のバランス。
相変わらずの美味しさ、サイズも小ぶりで何十個でも食べられそうなくらい大好きです。


【かるかん饅頭】119円(税込)
「かるかん」についてはこちらの記事にまとめました。

山芋を生地に使った薩摩伝統菓子「軽羹」であんこを包んだ饅頭。
フワッともちっとした食感の軽羹生地は、素朴な甘さにほんのりと山芋の風味が広がります。
中はサラッとした舌触りのこし餡で、甘さはやや強めの印象。
かるかんの独特の味わいが好みで、あんことの相性も抜群。
これも本当に美味しいですね。


【あくまき】540円(税込)
あくまきとは
「あくまき」は主に端午の節句で食べられる鹿児島県独特の餅菓子で「ちまき」とも呼ばれているとのこと。
もち米を木や竹を燃やした灰からとった灰汁(あく)に浸した後、そのもち米を孟宗竹(もうそうちく)の皮で包んで灰汁水で数時間煮込んで作られますが、灰汁に含まれるアルカリ性物質がもち米の繊維を柔らかくすると共に、雑菌の繁殖を抑えて長期保存が可能になるとのこと。
関ヶ原の戦いの際、薩摩の島津義弘が日持ちのする食糧として持参したのがはじまりだという説があり、保存性が高いことと腹持ちの良さから薩摩にとって長く戦陣食として活用され、西郷隆盛も西南戦争で食べていたといわれているそうです。
そういった背景から、男子が強くたくましく育つようにという願いを込めて端午の節句に食べられるようになったとのこと。
竹皮をはいで輪切りにし、砂糖ときな粉をまぶして食べます。
ザラザラとベタベタした独特の質感で、モッチリと柔らかい食感。
食感は少しわらび餅系ですが、そのままでは全然甘さがなく、えぐみのような独特の味わいがあってかなり個性的。
砂糖は多めに足して食べる方が美味しかったです。


【白くまロール】151円(税込)
具材や色味が白熊っぽいアレンジロールケーキ。
しっとり柔らかスポンジに、ミルキーな味わいの滑らかクリーム。
ちょっと風味も白熊っぽくて、シンプルに美味しいロールケーキでした。



【焼どうなつ】76円(税込)
揚げないタイプの焼きドーナツ。
焼きたてを販売しており、値段の安さもあって気になり購入。
まだ温かいうちにいただきましたが、表面はサクッと、中はふわっとした柔らかさ。
ほんのり広がるアーモンドの風味と、上品な甘さにコクのある味わい。
優しい味わいの素朴なドーナツですが、これが驚きの美味しさ。
相変わらず「かすたどん」と「かるかん饅頭」は美味しかったですし、今回は焼きドーナツの新たな発見もありました。
まだまだ食べたことないお菓子が盛り沢山なので、これからも鹿児島旅行の定番の楽しみにしたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
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食べログ
薩摩蒸氣屋 菓々子横丁
099-222-0648
鹿児島県鹿児島市東千石町13-14
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