訪問日:2019年4月30日(火)
白玉饅頭とは
宮崎県国富町を代表する名物『白玉饅頭』。
誕生したのは江戸時代で、その歴史は150年以上あるといわれています。
一説によると、旧本庄六日町で暮らしていた宮永又次郎・シカ夫婦が、鵜戸神宮へ参拝に出かけた際、道中の堀切峠の茶屋で口にした団子がとても美味しかったため、国富町の自宅に戻ってからその味を再現しようと試行錯誤し、誕生したのが白玉饅頭だそうです。
国富町にある白玉饅頭のお店は、現在確認した時点で稲田白玉饅頭、井上白玉屋、柚木崎菓子舗、井戸川白玉まんじゅう店の4店あるようです。
井上白玉屋

今回はそのうちの一つ、井上白玉屋に行って来ました。
公式サイト等は見当たらず、お店の詳細はよくわからないのですが 、1887年に創業し、現在の店主は三代目という情報が出てきました。
こちらのお店の白玉饅頭は、ふるさと納税の返礼品にもなっています。
アクセス
お店の近くには電車が通っておらず、この日は宮崎市内から車で向かいました。
宮崎駅あたりからは大体車で30分くらいの距離。
混雑状況
この日はゴールデンウィークの火曜日、お店には開店直後の朝7時15分頃に到着。
この時先客はおらず私のみでした。
1日30パックくらいと販売数が少ないため、すぐに売り切れてしまうことが多いそうなので朝一で買いに来ました。

お店は開いているようですが、人の姿は見えず。
ちょっと奥の方を覗かせてもらうと、夫婦の方が白玉饅頭を作っている最中でした。
しかしもう販売は可能だそうです。
メニュー・商品ラインアップ

基本は12個入で1パック650円ですが、1人で食べるにはやはり多いので、もう少し少量のものがあるのか一応聞いてみたところ、6個入なら可能だそうです。

なので今回は6個入を1パック購入。
値段は350円(税込)でした。
12個入りの場合は竹の皮に包まれているようですが、こちらはプラスチックのパックに、南天の葉が添えられています。
感想

ツヤツヤで美しく、小ぶりで可愛いサイズの白玉饅頭。
白玉には自家製粉した宮崎県産ヒノヒカリ、中にはザラメのみを使用して優しく炊き上げたこしあんが入っています。
柔らかくモチっとしていますが、なんだかうどんのようなシコッとしたコシのある弾力に歯切れの良さを兼ねた食感。
こしあんはふわっとした質感で、口の中で溶けるような滑らかさ。
白玉自体はそんなに甘くはなく、こしあんは上品な甘さで全体のバランスが絶妙。
こんなにシンプルなのに、あまりにも美味しくて本当に驚き、6個でも多いかと思ったのですが、もはや12個買っておけば良かったと思うほど、6個は一瞬で消えて無くなりました。笑
国富町の白玉饅頭、絶品です!
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
井上白玉屋
0985-75-2646
宮崎県東諸県郡国富町本庄4465
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