訪問日:2025年6月20日(金)
とりもつラーメンとは
山形県新庄市のご当地ラーメンとして知られている「とりもつラーメン」。
その名の通り、鶏のもつ(内臓肉)を具材に使用したラーメンで、お店によって特徴は様々ですが、あっさりした鶏ガラスープの醤油ラーメンにトッピングされるのがスタンダード。
Wikipediaによると、最上地方では鶏を飼う農家が多かったことから、農村部では祝い事の時に鶏をもつ煮込みにして食べる習慣があったとのこと(※ごく一部の局地的な風習)。
新庄市内の居酒屋でもメニューとして鶏のもつ煮込みを出していたところ、一部の常連客がラーメンと鶏のもつ煮込みを同時に注文して食べるようになったそうで、「とりもつラーメン」の誕生へ繋がったといわれています。
発祥の店といわれているのは「一茶庵支店」。
平成11年に山形新幹線延伸をきっかけに、新庄・最上地方を観光地として広く宣伝する運動が始まり、注目されたのがこの「とりもつラーメン」。
平成14年には「とりもつラーメン」を全国に売り出そうと「愛をとりもつラーメンの会」を結成。
新庄市の公式サイトでは提供店として梅屋・一茶庵支店・急行食堂・末広の4店が紹介されている他、最上町・金山町・真室川町にも提供店があるそうです。
一茶庵支店

今回訪れたお店が、上述の通り「とりもつラーメン」の元祖として有名な『一茶庵支店』。
公式サイトなどは見当たらず、正確な情報はよくわかりませんでしたが、創業は昭和25年(1950年)という情報をよく目にします。
大正4年(1915年)創業という「一茶庵本店」もあり、『一茶庵支店』は暖簾分けでオープンしたようですが、「とりもつラーメン」は支店の方で考案されたメニューで、本店では「とりもつラーメン」の提供は無いとのこと。
他に「とりもつラーメン」を提供している「分店」もあったそうですが、現在は「本店」と「分店」は閉店したようで、『一茶庵支店』のみが残っているようです。
『一茶庵支店』は前回2017年に一度行ったことがあり、今回久しぶりに再訪です。
アクセス
場所は新庄駅から徒歩13分くらいの距離。


駐車場は店舗北側のスペース(道路にはみ出さないように)と、店舗斜め向かいにある紅白の車止めがある空き地も利用可能。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には16時50分頃に訪問。
この時先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ

この日は6月なのにもう真夏のような暑さだったので、「冷もつラーメン」にするか悩みつつ、結局普通の温かい「もつラーメン」を注文!
感想

【もつラーメン】700円(税込)

優しくもコクがあるあっさりスープに、麺は平打ちで中細くらいの形状、ツルツルと喉越しが良く、プリプリとモチモチが相まった食感。

もつはレバー、ハツ、キンカン、砂肝など様々な部位がたっぷりと入っていて、プリプリやコリコリ、パサッとしたものなど様々な食感が楽しめます。
どれもあっさり淡白で、前回はクセなく楽しめたのですが、この日は結構臭いを感じるものが多かった印象。
しかし久しぶりのとりもつラーメンにとても懐かしい気持ちになり、再訪して良かったです!
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
一茶庵 支店
0233-22-2377
山形県新庄市下鉄砲町10-3
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