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蔵王温泉名物『ジンギスカン』発祥の店!【ジンギスカン・シロー】(山形県山形市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年6月18日(水)

目次

蔵王温泉名物ジンギスカン

主に北海道の名物として知られている羊肉を用いた焼肉の「ジンギスカン」ですが、その発祥の歴史については諸説あり、北海道とは異なるルーツで誕生している地域もあります。

山形県の蔵王温泉もその一つであり、「ジンギスカン」が名物として知られています。

発祥の店といわれているのは、現在山形市蔵王半郷に店舗を構えている「ジンギスカン・シロー」。

大正時代初期、初代の斎藤恒夫さんの伯父である斎藤忠右衛門さんが日本綿羊協会の会長を務めていたそうで、オーストラリアから生体輸入を始め、県内はもとより県外にも綿羊飼育を勧めていたそうです。

昭和の初期に山形では羊毛生産のため、各農家において綿羊が多数飼育されており、斎藤忠右衛門さんは日本綿羊協会の会長として度々モンゴルに渡って綿羊飼育の技術交流をしていたそうですが、その時モンゴルでは中央が盛り上がった円盤状の鉄兜に羊の肉をのせて焼いた料理を食べていたとのこと。

初代の斎藤恒夫さんは、シベリアに抑留されて昭和22年10月にようやく帰国、そこで当時堀田村の村長をしていた伯父の斎藤忠右衛門さんに「羊料理をやるよう」勧められたそうです。

戦後になるとビニールなどの化学繊維が広まって羊毛の価値は暴落し、綿羊農家達が路頭に迷うことになったため、綿羊農家を救うためにモンゴルの鉄兜で焼く羊料理を参考に、山形鋳物工場に鉄鍋を特注し、クセのある肉を美味しく食べる工夫を重ねて「ジンギスカン」を考案。

また蔵王が昭和24年に新日本観光地百選山岳の部1位に選ばれたことをきっかけに、名物となる料理が求められていたことから、蔵王温泉の各旅館の女将さんたちにもタレの作り方を教えるなどして「ジンギスカン」の普及にあたり、名物として広く食べられるように。

昭和34年の国民体育大会冬季大会ではジンギスカンが献立メニューに入り、各県のスキー選手から好評だったことから、全国に知られるようになったといわれています。

ジンギスカン・シロー

今回訪れたお店は、上述の蔵王ジンギスカン発祥の店『ジンギスカン・シロー』。

お店を取材した記事によると、精肉店「蔵王農工連」として1949年に創業したことに始まり、『ジンギスカン・シロー』の開店は1954年のようです。

店名の「シロー」は初代のお父さんの名前が由来とのこと。

元々は蔵王温泉街にあったそうですが、道路拡幅に伴って2001年に現在地に移転したそうです。

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