訪問日:2020年8月24日(月)
滝の焼餅とは
米ともち米の粉を名水の錦竜水で練り、中にさらしあんを入れ、最後に菊紋を押して焼いた餅菓子「滝の焼餅」。
徳島市のシンボルという眉山にある白糸の滝が名前の由来だそうです。
「とくしま市民遺産」や「とくしま特選ブランド(加工食品部門)」にも認定されている銘菓。
その歴史は400年以上になるらしく、天正13年(1585年)、蜂須賀家政が阿波25万石の国主として徳島城を築いた際、その祝いに献上されたそうです。
そして藩主御愛用の錦竜水の使用を許され、藩主の御用菓子として名声を博したとのこと。
和田の屋
今回訪れたのが、眉山の麓、大滝山に本店を構える、滝の焼餅で有名なお店『和田の屋』。
創業は昭和23年(1948年)。
大滝山にある本店の他、徳島クレメントプラザ店、あるでよ徳島店、イオンモール徳島店といくつか店舗を展開している有名店。
実は今回の1番の目当ては、看板商品である滝の焼餅ではなく、夏季限定(今年は5〜9月末)で提供しているというかき氷。
これが滝の焼餅に並ぶ人気らしく、この日灼熱の暑さだったこともあり、食べたくなったので行ってみることにしました。
アクセス
本店は徳島駅が最寄りで、徒歩13分くらいの距離。
駐車場はお店の前を少し過ぎたところにある「天理教 徳島教務支庁」の駐車場5台分が利用可能とのこと。
混雑状況
この日は平日の月曜日、お店には16時半頃に到着。
営業時間は17時までとネットで見たので、既にラストオーダー終わってないか不安でしたが、ラストオーダーが17時みたいなのでちゃんと入れました。
この時先客は4組ほどと空いていました。
今回は中庭を通って店内奥の席へ案内していただきました。
メニュー・商品ラインナップ
メニューは滝の焼餅単品とドリンクのセットが色々あり、あとはかき氷とぜんざいがあるくらいで割とシンプル。
目当てのかき氷は、いちごなどの王道なものではなく、和三盆、すだち、やまももなど、徳島の名産を活かしたラインナップなのが魅力的。
和三盆が人気の印象ですが、今回は珍しいなと思ったやまもものかき氷を注文。
同行者はすだちを注文したので、シェアしながらいただきました。
あとやはり看板商品の滝の焼餅は外せないので、3個の単品を注文。
感想
【かき氷 やまもも】860円(税込)
トッピングに徳島産やまもも、和田の屋特製餡、白玉、ミルクジェラート、そして別容器にやまもも蜜。
蜜は既にかかっていましたが、中の方はまだ白い氷なので、追加でかけながら食べ進めました。
氷はふんわりサクサクで、粗すぎず細かすぎず好みの食感。
やまもも蜜はやや酸味が際立つ甘酸っぱい味わい。
ミルクアイスが結構濃厚で、かき氷と食べるとまるで練乳のような感じに。
白玉はもっちりと少し柔らかめの食感。
粒餡はホクホクと濃厚で、丁度良い上品な甘さ。
大粒のやまももの果肉はしっかり甘くてフルーティ。
これ凄く美味しいです。
見た目ではかなり山盛りですが、蜜をかけると少し縮むので、そこまで量は多過ぎずちょうど良かったです。
【かき氷 すだち】860円(税込)
トッピングの内訳は果実以外やまももと同じでした。
すだちの蜜は、すだち果汁に蜂蜜をブレンドしているそうです。
すだち特有の爽やかな風味に、さっぱりした甘さとキレのある酸味。
すだちらしさが前面に出た感じで、少し好みが分かれそうですが、個人的には大好きなタイプ。
かなり美味しかったです。
【滝の焼餅 3個】460円(税込)
白、緑、黒の3色セットで、味はそれぞれプレーン、抹茶、胡麻という感じ。
まるで煎餅のような薄さですが、ちゃんと中に餡が入った焼餅で面白いです。
餅の皮は極薄で、パリパリとした焼き目がとても香ばしく、中はサラッとした舌触りの餡で、甘さは程よくとても上品。
抹茶は苦さ控えめでお茶の風味豊か。
胡麻は見た目通り胡麻の味わいを顕著に感じ、餡の存在感は薄かったですが、これはこれで個性的な味わい。
どれも美味しかったですが、個人的には白が1番好み。
食感の良さが際立つ、とても美味しい焼餅でした。
かき氷も焼餅も美味しかったですし、お店の雰囲気や店員さんの接客も良くて大満足。
徳島駅から近い立地でありながら、駐車場があったのも好印象。
素晴らしいお店でした。
ご馳走様でした!
公式サイト等
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食べログ
和田乃屋 本店
088-652-8414
徳島県徳島市眉山町大滝山5-3
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