訪問日:2025年8月30日(土)
四万十名物天然うなぎ
日本最後の清流と呼ばれる、高知県の四万十川を代表するブランド食材の一つ「天然うなぎ」。
四万十川の天然うなぎは伝統のコロバシ漁や石ぐろ漁などで捕獲されていますが、近年は漁獲量が激減し、とても貴重な食材になっています。
国内産のうなぎでは約99%が養殖うなぎとなっており、天然うなぎが食べられるお店も少なくなっていますが、四万十川流域では現在でも天然うなぎを提供しているお店が多いことが特徴。
よくうなぎの旬は秋から冬にかけての10〜12月といわれていますが、これは冬眠前に栄養を蓄えて脂がのる天然うなぎの旬のこと。
養殖うなぎについては通年の安定供給が可能であり、一番需要が高い土用の丑の日に合わせた夏が旬になります。
しかし四万十川では天然うなぎの漁期は4月~9月に定められており、10~3月の禁漁期間は冷凍うなぎになるとのこと。
天然と養殖では見た目や味にも違いがあり、身の質が安定している養殖と比べると天然物は個体差が大きいですが、身に締まりがあって弾力が強く、脂はさらりとあっさりした味わい、独特の香ばしさと滋味があることが特徴。
こいちご飯


今回訪れたお店は、高知県四万十市にある『こいちご飯』。
店主の方は四万十川でうなぎや鮎を捕る川漁師をしながら、市内の料理店で約30年料理長を務めたそうで、2021年3月にこちらのお店をオープン。
希少で高価な天然うなぎをお手頃価格で提供しているので、とても気になり今回初訪問。
アクセス
場所は中村駅から徒歩1時間半と駅からは遠め。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には10時40分頃に訪問。
Googleマップの情報では11時オープンのようでしたが、この時既に開店しており、店内の先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ



うなぎは養殖と天然両方ありますが、もちろん目当ては「天然うなぎ」。
養殖に比べると値段がかなり高めですが、こちらのお店では極小サイズの天然うなぎをたっぷり乗せた『漁師のまかない飯』という格安メニューがあります。
感想


【漁師のまかない飯】2700円(税込)
一般的なうなぎに比べると確かにだいぶ小ぶりサイズで、うなぎ丼というよりあなご丼のように見えます。
身は薄く少しかための食感で淡白な味わいですが、独特の風味と滋味があり、極小サイズでもしっかり天然うなぎならではの味わい。
タレは程良い甘さと塩味のバランスが良くコクがあり、ご飯が進む美味しさ。
他にも味噌汁、骨せんべい、漬物、煮豆、なますなど色々付いていました。
この値段で天然うなぎを楽しめるのはとても魅力的。
今回は「しまんと市民祭 納涼花火大会」目当てで四万十を訪れましたが、他の花火大会に比べると比較的空いていて、すぐ近くで打ち上がり、ロケーションも最高でした。
食べ歩きも観光も堪能、素晴らしい一日になりました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
こいちご飯
0880-31-9258
高知県四万十市山路446
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