訪問日:2023年5月3日(水)
サザコーヒー
茨城県ひたちなか市に本社を置くコーヒー会社『サザコーヒー』。
第2次世界大戦の戦時に、現在の東宝が1942年に北関東一の映画館「勝田宝塚劇場」を建設し、「勝田宝塚劇場 株式会社」を設立したのが始まりとのこと。
その後映画業界が冬の時代に入ったことから、1969年に映画館運営会社がコーヒー事業を始め、JR常磐線勝田駅前に珈琲店且座(サザ)が開店。
「サザ」という店名は臨済宗「且座喫茶」が由来で、「さあ、座してお茶を飲んで下さい」という意味だそうです。
1989年にはサザコーヒー本店建設に伴って勝田宝塚劇場は閉館し、1991年に社名を「株式会社サザコーヒー」に変更。
1998年にはコロンビアのカウカ州に自社農園である「サザ農園」を開設し、2017年にはコロンビア・カウカ州のコーヒー生産者協会のコーヒー品評会で優勝。
店舗は茨城県を中心に東京都、埼玉県にも展開し、2023年7月に公式サイトを確認した時点で17店舗が掲載されていました。
元々は茨城でスイーツを検索したのがお店について知ったキッカケ。
コーヒーも大好きなので、茨城発祥のコーヒー店ということで気になり、今回初訪問。
本店に行きたいと思っていたのですが、店舗ごとに営業時間も異なり、今回はラストオーダーが20時までと少し遅くまでやっていて、場所的にも行きやすかった『水戸駅店』を訪問。
こちらは2011年にオープンした店舗のようです。
アクセス
場所はJR常磐線「水戸駅」の南口、駅直結の「水戸駅ビル エクセルみなみ」の3階にありました。
駐車場はエクセルみなみ駐車場・エクセル南口立体駐車場があり、利用金額に応じてサービスが受けられるようです。
混雑状況
この日は祝日の水曜日、お店には19時半頃に訪問。
この時店内はお客さんも多かったですがまだ空席はあり、レジには2人の待ち列が出来ていました。
メニュー・商品ラインナップ
スイーツメニューの定番というのが「カステラショート」。
ショーケースを見ると遅い時間ということもあってか数も種類もかなり少なめ、「カステラショート」はプレーンタイプは見当たらず、チョコバージョンのみ残っていました。
今回は『チョコカステラショート』と『将軍珈琲』を注文!
感想
【チョコカステラショート】700円(税込)
【将軍珈琲 Msize】740円(税込)
見た目は普通のチョコショートですが、一般的なスポンジと比べるとモッチリとしたしっかり食感で濃厚な味わい、ザラメのサクサク食感もカステラならでは。
生クリームもこってりとしていて、とても美味しかったです。
将軍珈琲は最後の将軍・徳川慶喜公の曾孫である徳川慶朝さんと商品開発したものだそうです。
1867年に慶喜公が江戸幕府を代表して欧米公使と開港交渉の折、フランス人料理人を雇ってもてなしコーヒーも供したそうで、幕末の文献を徹底調査し、コーヒー豆の当時の世界の流通は「モカ・ジャワ」時代でオランダが全盛期で60%を占めたことから、旧オランダ領スマトラの「マンデリン」を当時のフランス風に焙煎。
深煎りの香ばしさだけでなくフルーティな香りが合わさり、濃厚でコクがありつつ、程よい酸味と強めに苦味が効いた後味。
美味しいのですが個人的にはちょっと苦味が強すぎたので、カフェラテの方が相性が良かったという印象。
実際ミルクとの相性が良く、カフェラテが人気だそうです。
朝からやっている店舗もありますし、フードメニューも気になるので、茨城に来た際はまたお世話になりそうです。
次回はプレーンタイプのカステラケーキも食べたいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
サザコーヒー 水戸駅店
029-228-2272
茨城県水戸市宮町1-7-31 水戸駅ビル エクセルみなみ 3F
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