訪問日:2023年11月25日(土)
宮崎名物の代表格「完熟マンゴー」
宮崎県を代表する特産品として、全国的な知名度を誇る「完熟マンゴー」。
宮崎県でマンゴーを栽培するきっかけになったのは、とある農家さんが1984年に農業視察に訪れた沖縄で、たまたま口にしたマンゴーの美味しさに衝撃を受けたことから。
翌年に宮崎でも作ろうと8戸の農家が集まり栽培を開始。
沖縄の農家に教えを受けて、3年で出荷出来るようになったそうですが、当時は認知が低く、品質も評価されなかったためなかなか売れなかったそうです。
その後品質安定のための努力を続けていく中、それまでは8〜9割程度熟した状態になったら収穫していたところ、樹上で熟したマンゴーは濃厚な甘味でこれまでにない美味しさに気付いたとのこと。
マンゴーは完熟すると自然に落果する性質であることから、落ちる前に実を受け止めるネット収穫という方法を1987年に確立。
1989年には品質が安定し、県内各地に生産が拡大していったとのこと。
1994年からは宮崎県でも「みやざきブランド」づくりを推進するため、県内生産の農産物のレベルアップとイメージアップに力を入れ始め、1998年にJA宮崎経済連が愛称を公募。
宮崎県産の完熟マンゴーには「太陽のタマゴ」と名前が付き、2001年に宮崎県のブランドとして公式に認定。
「太陽のタマゴ」として認定される条件は、重さが350g以上、糖度15度以上、実が鮮やかな紅の部分が半分以上のもの。
品種は主に大玉で食味の良い「アーウィン」。
収穫・出荷時期は3~8月で主に4~7月だそうです。
「太陽のタマゴ」1個丸々はとても高級ですが、「完熟マンゴー」を使ったスイーツやお土産など、お手頃価格で購入出来る様々な商品が販売されているので、宮崎では気軽にマンゴーが楽しめます。
ドリンクスタンド パーム
今回訪れたのが、宮崎県宮崎市の「宮崎ブーゲンビリア空港」内の1階にある『ドリンクスタンド パーム』。
こちらはリゾート宮崎の雰囲気の中、宮崎県産完熟マンゴーを贅沢に使用したマンゴーソフトクリームや、豊富な種類のフレッシュジュースなど、宮崎ならではの味が楽しめるお店。
訪問当時の2023年11月と、これを書いている2024年6月時点で、どちらも食べログのスイーツランキングで宮崎県内1位。
ちなみに「宮崎ブーゲンビリア空港」の正式名は「宮崎空港」ですが、開港60周年を迎えるに当たって、宮崎空港ビルと宮崎空港振興協議会の共同企画で全国から募集し、3048件の応募の中から2014年に決定した愛称が「宮崎ブーゲンビリア空港」。
「ブーゲンビリア」は県観光の父といわれた岩切章太郎氏が普及に努めた花で、南国をイメージさせる花であり、宮崎県の温暖な気候や温和な人々の心、温かなおもてなしの精神を表しているとのこと。
こちらのお店は以前2019年に一度訪れたことがあり、前回は「日向夏」のフレッシュジュースが目当てでしたが、人気というマンゴーソフトクリームも気になっていたので、今回2回目の訪問。
アクセス
場所は宮崎空港駅からすぐ近く、駐車場は有料ですが空港ビル内の売店・飲食店を利用で駐車料金が120分無料になります。
混雑状況
この日は土曜日、お店には9時半頃に訪問。
この時先客はイートインスペースに1人のみでした。
メニュー・商品ラインナップ
目当てのマンゴーソフトクリームはレギュラーサイズとキングサイズがありましたが、今回はレギュラーサイズを購入。
感想
【マンゴーソフトクリーム(レギュラー)】600円(税込)
訪問時期はマンゴーのシーズン外だったので果肉は冷凍マンゴー。
ソフトクリームは上品な甘さで、香り高いマンゴー風味が楽しめるトロピカルな味わい、ソースも濃厚フルーティ。
果肉は凍った状態でシャリシャリの食感、少しサッパリした甘さでまろやか、マンゴー特有の濃厚な味わいは弱かった印象。
次回はマンゴーのフレッシュジュースを飲んでみたいところ、今度はマンゴーのシーズン中に宮崎に遊びに来たいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
パーム
宮崎県宮崎市大字赤江 宮崎空港ビル 1F
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