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手延そうめんのトップブランド『島原手延そうめん』を使った多彩なそうめん料理!【面喰い】(長崎県南島原市)

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訪問日:2024年2月10日(土)

目次

島原手延そうめんとは

全国の手延そうめんのシェア率約3割を誇る、長崎県南島原市で生産される「島原手延そうめん」。

「島原手延そうめん」は機械製麺のそうめんとは製造工程が大きく異なり、時間をかけて丁寧に熟成させながら作ることで、茹で伸びしにくく、しっかりとしたコシと歯ごたえ、小麦の豊かな味と香りを楽しめることが特徴。

三輪そうめん(奈良県)、小豆島そうめん(香川県)、播州そうめん(兵庫県)、半田そうめん(徳島県)と共に、「日本五大そうめん」に数えられるともいわれています。

そのルーツについては諸説あるといわれており、以下の2説が特に有名。

【小豆島移民説】
1637年の「島原・天草一揆(島原の乱)」で人口が激減したため、江戸幕府の移民政策により全国各地から移住が行われ、小豆島からの移民者が地元の特産品・そうめんを広めたといわれている。

【中国伝来説】
1613年に江戸幕府によってキリシタン禁教令が発布されると、キリシタンではないことを証明するために唐人(浙江省・江蘇省・福建省出身者)たちは興福寺・福済寺・崇福寺の3寺院を建立し、これらの唐寺における仏事や一般の食生活として「索面(さくめん)」が積極的に生産され、約400年前に島原半島にその製法が伝えられたのが島原手延そうめんの発祥ではないかという説。今でも福建省福州市では、南島原市に昔から伝わるこね鉢、巻き鉢、室、牛頭、バラ(竹で編んだ入れもの)などと同じような道具が使用されている。

南島原市では代表的な特産品である「島原手延そうめん」について、市が定める以下の基準に合格したそうめんに対して認定を行う「島原手延そうめん認証制度」に取り組んでおり、認証された「島原手延そうめん」は商品パッケージや包装箱に認証マークが表示されています。

【認証基準】
○島原半島内で製造している手延そうめんであること
○島原手延そうめん認証委員会が定める「製造基準」「品質基準」に沿って製造されていること
○手延そうめんの製造工場、加工場について、島原手延そうめん認証委員会が定める検査基準に合格していること
○島原手延そうめん認証委員会が行う食味検査に合格していること

南島原市地域振興部商工振興課が運営する「島原手延そうめん」の公式サイトもあり、そちらではそうめんが食べられるお店の一覧も掲載されています。

そうめん料理専門店『面喰い』

今回訪れたお店が、長崎県南島原市西有家町にあるそうめん料理専門店『面喰い』。

オープンは1989年。

運営は「須川手延べそうめん」や「須川手延べうどん」などの製造および販売を行う「麺商須川(株式会社松本)」が行っているようです。

冷たいそうめんから温かいそうめんまで、幅広い種類のそうめん料理を提供しているのでとても気になり、今回初訪問です。

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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