訪問日:2023年5月5日(金)
千葉県を代表する名産品「びわ」
千葉県を代表する名産品の一つ「びわ」。
千葉県の公式サイトによると、千葉県は長崎県に次ぐ全国第2位のびわ産地。
房総半島南端に近い西海岸の南房総市、館山市及び鋸南町で栽培、中でも南房総市は特に栽培が盛んで、県全体の91パーセントを占めているとのこと。
この一帯のびわは「房州びわ」(平成19年に地域団体商標に登録)と呼ばれ、九州地方で主に栽培されている「茂木(もぎ)」種と比べ、房州びわは大果系の品種が中心であることから、大粒でみずみずしいのが特徴。
千葉県におけるびわの栽培は、宝暦元年(1751年)頃に始められたといわれているそうで、江戸時代の中期には「房州びわ」が江戸の市場に出荷されたという記録があるそうです。
明治以降は一層盛んに栽培されるようになり、皇室献上は明治42年(1909年)6月20日に安房郡富浦村南無谷(現南房総市富浦町南無谷)の木村兼吉(きむらかねきち)によって始められ、以来第二次世界大戦中と新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組んでいた令和2~3年の一時期を除いて今日まで続けられているとのこと。
びわは栽培方法によって露地栽培とハウス栽培に分けられるそうで、ハウスびわは4月下旬から5月下旬、露地びわは5月下旬から6月下旬が出荷時期。
この時期に房総半島を色々巡っていると、道の駅などに美味しそうな房州びわが沢山並んでいるのを目にします。
他にもびわを使ったスイーツやお土産商品など、通年で楽しめる様々な加工品も販売されています。
道の駅 保田小学校 Cafe金次郎
今回びわスイーツを食べようと訪れたのが、千葉県安房郡鋸南町(きょなんまち)の保田(ほた)にある「道の駅 保田小学校」。
こちらはその名のとおり、2014年3月に廃校となった町立保田小学校を転用し、2015年12月にオープンしたという道の駅。
都市部から人を呼び込む拠点にしようという思いから、他にない個性を打ち出すため、あえて校舎の佇まいを残して学校らしさを貫いているそうです。
グラウンドは広場や駐車場に、体育館は名産品やオリジナル商品を販売する直売所「きょなん楽市」に、校舎1階の教室は懐かしの給食メニューを提供する飲食店や、子どもの遊び場・ギャラリーなどに、2階の教室は宿泊施設「学びの宿」、元職員棟2階には温浴施設「里の小湯」に。
机、椅子、黒板、ロッカーなど、学校の備品もそのまま再利用することで、コストの削減になるだけでなく、来訪者に小学生時代を思い出してノスタルジーを感じてもらいたいという狙いがあるそうです。
今回訪れたお店が、オリジナルソフトクリームやパン、給食などが気軽に楽しめるお店『Cafe金次郎』。
懐かしいあげぱんなどのメニューもありますが、こちらではびわパフェやびわスムージー、びわソフトなど、びわスイーツも取り揃えています。
アクセス
場所は保田駅から徒歩12分くらいの距離。
駐車場も広いものが設けられています。
混雑状況
今回ゴールデンウィークの祝日金曜日15時50分頃に訪れたところ、第一駐車場は満車で、少し離れた第二駐車場に止めることになりました。
道の駅全体大混雑で、お店の前にも15人くらいの行列。
先に注文&会計を済ませますが、テイクアウトの方も多く、店内の席はまだ空いていました。
待ち時間は15分くらいかかった印象。
メニュー・商品ラインナップ
元々びわスイーツ目当てだったのですが、あげぱんは食べたいなと思って注文しようと思っていたところ、なんと私の目の前で売り切れ。
次の販売にかなり時間が掛かるようだったので、結局びわのパフェとスムージーのみ注文!
感想
【びわパフェ】750円
【びわスムージー】600円
店内には教室で使われていたであろう机と椅子があり、とても懐かしい気持ちになりました。
パフェは写真の印象よりもボリュームがあり、ゴロゴロと乗ったびわのコンポート、たっぷりのびわソフト、クッキー、生クリーム、コーンフレークといった内訳。
果肉はびわならではの独特な甘い香りに、ほんのり酸味の効いた爽やかな甘さ。
ソフトクリームはほんのりびわ風味でフルーティ。
パフェも美味しかったですが、びわそのものの味わいはスムージーの方が堪能できる印象でした。
そして今回は人が多くてのんびり見る余裕がなかったのですが、こちらのカフェの名前どおり、店のそばには二宮金次郎の像があったようです。
今度はもっと空いているタイミングで改めて遊びに来たいですし、次回は懐かしの給食メニューを提供する「里山食堂」というお店に行ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
Cafe金次郎
0470-29-7211
千葉県安房郡鋸南町保田724
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