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鹿児島名物サツマイモ(唐芋)を使ったスイーツの専門店!【天文館フェスティバロ 唐芋ワールド】(鹿児島県鹿児島市)

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訪問日:2023年11月29日(水)

目次

鹿児島名物サツマイモ(唐芋)の歴史

鹿児島県が生産量日本一を誇る、焼酎やデンプン、お菓子の原材料としても身近な「サツマイモ」。

主に鹿児島県や九州地方では「唐芋(からいも)」という呼び名も使われているそうです。

唐芋とは「中国から来た芋」を意味するという説もありますが、日本に伝来した江戸時代には「唐(から)」は外国を表すため「外国から来た芋」を意味するという説もあるとのこと。

原産地はメキシコやペルーなどの中南米といわれており、大航海時代にコロンブスがヨーロッパに持ち帰るなど、様々なルートで地球上に広がったといわれています。

日本には約400年前(1604年)に中国福建省から琉球王国に伝わり、その後現在の鹿児島県に伝わったそうです。

琉球から鹿児島への伝来のルートとしては、奄美大島へのルート(1623年)の他、県本土へのルートとして以下の3つのルートがあるそうです。

①島津家久の琉球出兵の際に兵士が持ち帰った(1611年)
②種子島島主の種子島久基が琉球王尚貞より取り寄せた(1698年)
③薩摩山川の漁師である前田利右衛門が琉球より持ち帰った(1705年)

鹿児島県は温暖な気候であるものの、霧島山を除く大部分がシラス台地で土壌・水利条件に恵まれず、台風が頻繁に襲来し農作物に被害が及びやすいといった地理的条件。

土壌がやせていても育ちやすく、地中で成長するため台風の被害も受けにくいサツマイモの栽培が強く根付いたそうです。

県内にはサツマイモの伝来や功績を称える碑や遺跡も多く、鹿屋市串良町では甘藷翁とも称された前田利右衛門がサツマイモ(唐芋)を普及させた恩に感謝して「利右衛門の供養碑」が立てられ、生誕の地である指宿市山川には前田利右衛門を祀った「徳光神社」が建立されています。

江戸時代の三大飢饉では全国の多くの人々が飢餓に苦しんだそうですが、鹿児島ではその時にサツマイモが普及・定着していたと推測され、餓死者はいなかったといわれているそうです。

江戸日本橋生まれの蘭学者・青木昆陽は、京都で学問に励む傍ら、書物により甘藷(サツマイモ)が教荒作物として重要であることを知り、江戸に帰って甘藷栽培の効用を説き、これを救荒食とすべきことを八代将軍徳川吉宗に上書。

それが認められて、馬加村(現千葉市幕張町)、江戸小石川の養生園(現小石川植物園)、上総豊海不動堂(現山武郡九十九里町)が甘藷試作地とされ、「サツマイモ(薩摩芋)」の名で江戸へ伝えたそうです(1734年)。

江戸にサツマイモ(薩摩芋)を伝えた青木昆陽は芋神様として、千葉市京成幕張駅近くの「昆陽神社」に祀られています。

天文館フェスティバロ 唐芋ワールド

今回訪れたお店が、そんな鹿児島名物「唐芋」を使ったスイーツの専門店『Festivalo(フェスティバロ)』。

公式サイトによると、『フェスティバロ』はエスペラント(世界共通語)で「お祭り」という意味で、明るく元気な会社にしようという希望によってこの名前になったとのこと。

沿革によると1980年に「フェスティバロヤングハウス」がスタートし、1987年に「フェスティバロ社」として法人化、鹿屋市に本店をオープンしたのが1993年だそうです。

現在店舗は鹿児島県内の他、東京、大阪、福岡、長崎、熊本、宮崎、沖縄の百貨店や空港などに店舗があるようです。

今回は鹿児島県鹿児島市の天文館エリアにある、2005年にオープンした旗艦店『天文館フェスティバロ 唐芋ワールド』へ行ってきました。

こちらの店舗では2階にカフェも併設されており、フェスティバロで一番人気の唐芋と生クリームで作ったレアケーキ「ラブリー」が熱々のタルトになった『焼きたてラブリー』を提供しているので気になり、今回初訪問。

アクセス

場所は鹿児島市電「天文館通駅」からすぐ近く。

駐車場は近隣コインパーキングを利用。

混雑状況

この日は平日の水曜日、お店には13時20分頃に訪問。

この時カフェには先客はおらず私のみでした。

メニュー・商品ラインナップ

カフェのスイーツはそんなに数が多くありませんが、持ち帰り商品は種類豊富で、公式サイトに一覧が掲載されています。

今回は「唐芋レアケーキセット」に単品で「焼きたてラブリー」を追加、ドリンクは「紅茶(紅ふうき)」を選択。

感想

【唐芋レアケーキセット】600円(税込)
【焼きたてラブリー】250円(税込)

「焼きたてラブリー」はカリッとサクサクしたタルト生地に、とろーりと芋の味わい濃密なペースト?クリーム?が溢れる感じで、たまらない美味しさ。

「唐芋レアケーキ」はフェスティバロで一番人気の商品「ラブリー」で、こちらは冷たくてホックリとしたしっかり食感、舌触りはなめらかで、芋の味わいを活かしたあっさりとした上品な甘さ。

あと何気にバニラアイスが濃厚でとても美味しかったです。

どちらも美味しかったですが、個人的には「焼きたてラブリー」の方が好みという結果でした。

鹿児島土産としてもピッタリのお店、まだ未食の商品がたくさんあるので、また再訪したいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://www.festivalo.co.jp

食べログ

フェスティバロ  天文館 唐芋ワールド

099-239-1333

鹿児島県鹿児島市呉服町1-1 唐芋ワールド  1F

https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46007917

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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