MENU

17種類の素材の旨味を『伯方の塩』で引き出した看板メニュー『伯方の塩ラーメン』!【さんわ 今治北インター店】(愛媛県今治市)

当ページのリンクには広告が含まれています。

本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年5月17日(土)

目次

伯方の塩

「は・か・た・の・しお!」のCMでお馴染み、愛媛県に本社を置く「伯方塩業株式会社」が製造販売している「伯方の塩」。

福岡県の博多と誤解されていることも多いそうですが、会社名及び商品名の「伯方(はかた)」はかつて日本有数の塩田地帯であった瀬戸内海の「伯方島」が由来です。

1971年4月に成立した「塩業近代化臨時措置法」により、従来日本で行われていた塩田製法が全廃されてイオン交換膜製塩(塩化ナトリウム99%以上の過精製塩)への切り替えが起こり、製塩業は化学工業化され、1806年から続いていた伯方島の塩田も1971年12月に廃止。

松山市でこれに疑問を持った菅本フジ子氏・西本友康氏らによって自然塩存続運動が起こり、塩田製塩の存続を訴えて5万人の署名を集めて関係各省へ訴えた結果、1973年に「メキシコ・オーストラリアから輸入される原塩(天日塩田塩)を用いること」など生産上の制約を条件に、安心して食べられる塩を自分たちでつくることができるようになったそうです。

「伯方塩業株式会社」は1973年8月13日に創業し、伯方島で塩つくりに携わっていた人々の協力のもと試行錯誤しながら塩つくりをはじめ、1973年12月に塩田の塩を手本に、にがりをほどよく残した「伯方の塩」が誕生。

「伯方の塩」の名前には、「伯方島の塩田を復活させたい」という願いが込められているそうです。

1997年には新しい法律に変わって「イオン交換膜製法」以外でも日本の海水から直接塩をつくれるようになり、2002年には「塩の完全自由化」となって塩の製造・輸入・流通の自由が認められるようになったため、効率的な方法を求める企業や昔ながらの方法を復活させる企業など、塩を取り巻く環境は大きく変わったとのこと。

現在「伯方の塩」はメキシコのゲレロネグロ、オーストラリアのプライスの天日塩田塩を、瀬戸内海の海水で完全に溶かしてろ過したきれいな濃い塩水を原料とし、海水のにがりを含ませる製法で作られています。

愛媛県では「伯方の塩」を使ったスイーツやラーメン、お土産品など様々な塩グルメが名物になっており、食べ歩きが楽しめます。

伯方の塩ラーメン さんわ

今回訪れたのは、愛媛県今治市の伯方島に本店を構えるラーメン店『伯方の塩ラーメン さんわ』。

店主の方は伯方島の塩田で生まれ育ったそうですが、上述の通り塩田が廃止になったことに伴い、1971年12月13日に店主の両親が「三和食堂」をオープンしたことが始まりとのこと。

現在の看板メニューである「伯方の塩ラーメン」は、塩への想いを形に出来ないかと、「瀬戸内海の穏やかで優しい風土を味にする」というテーマで開発に着手し、「しまなみ海道」が全通する前年の1998年10月に完成したメニューだそうです。

店舗は現在2015年5月27日に移転した「伯方島本店」と、2019年10月25日にオープンした「今治北インター店」の2店舗があり、今回は『今治北インター店』へ。

アクセス

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次