訪問日:2022年7月22日(金)
地物産品料理処根ぼっけ

北海道函館市の松風町にある、店名通り「根ぼっけ」を使った料理が看板メニューのお店『地物産品料理処根ぼっけ』。
「根ぼっけ」とは、真ほっけが回游することなく岩礁域に根付いたもので、 通常の真ほっけより魚体が大きく、脂の乗りが格別で希少とのこと。
函館市東部に位置する恵山地区では、2001年から「海峡根ボッケ バキバキ」という名前でブランド化もされているようです。
「バキバキ」とは活きの良さを表す浜言葉で、魚を手で持つと身が垂れずにピンと立つほどバキバキしているという意味だそうです。
ほっけは鮮度の落ちが早く、アニサキスなど寄生虫のリスクも高いことから、通常は生食されないそうです。
こちらのお店では研究に研究を重ね、安全に自信を持って1992年から「根ぼっけの刺身」を提供しているそうで、公式サイトには根ぼっけの刺身を商品化したのはこちらのお店が世界で初めてと書いてありました。
北海道に行ったらどこかでほっけの刺身を食べてみたいと思っていたので、こちらのお店はピッタリと思い、今回初訪問。
アクセス
場所はJR函館駅より徒歩7分くらいの距離。
駐車場は店舗横にありました。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には開店時間の17時に訪問。
しかしこの時まだ準備中?のようで、一旦様子を見ようと10分後くらいに戻ってくるも、まだ開いておらず。
別の店に行くべきか悩んだので、電話をして確認してみたところ、すぐに開けるとのことなので、急いで戻ってきました。
この時先客はおらず私のみ、私が退店する17時40分頃までには他に3組くらい増えました。
メニュー・商品ラインアップ



メニュー写真はほんの一部で、公式サイトに一覧が掲載されています。
函館市、北斗市、七飯町を中心とした天然の地物産品を使った料理を取り揃えているそうで、特に根ぼっけをはじめとした海鮮系の料理が豊富。
今回は根ぼっけの刺身をはじめ、根ぼっけメニューを中心に注文!
感想
【注文一覧】(価格は全て税込)
○根ぼっけ刺身(5切) 980円
○根ぼっけバッテラ棒鮨(幽庵焼き) 1100円
○根ぼっけ三平汁 650円
○ウーロン茶 220円

他にお通しの3点盛が590円で、会計は3540円でした。
お通しは酢の物に、イカの塩辛、ツナと玉ネギが入ったようなマヨ焼きのようなものでした。

刺身はモッチリと柔らかな食感で、程よく脂が乗った甘味のある味わい、これはめちゃくちゃ美味しいです!

バッテラはホロッとした質感の身に、凝縮されたほっけの旨味と、まろやかな昆布の味わい、酢飯の程よい酸味が素晴らしいバランス。

三平汁とは
「三平汁」はサケやニシン、タラ、ホッケなどの塩漬けした魚と、人参や大根、ジャガイモなどの野菜を一緒に煮込み、魚の塩分で味をつけるのが特徴という北海道の冬の郷土料理。
名前の由来は以下のような説があるそうです。
●狩りに出た松前藩の殿様が空腹を覚え、漁師の斉藤三平の家で食事を頼んだところ、ありあわせの素材で仕立てた汁物を供された。それがお気に召したところから三平汁と呼ばれるようになったという説。
●蝦夷地の開拓に渡った南部藩家臣の斉藤三平が、後に津軽の海を超えてやってきた人たちに対し、奥尻島で振る舞った汁を元祖とする説。
●有田焼(伊万里焼)の陶祖、李三平の三平皿に盛ることに由来するという説。
●アイヌ語では心臓を「サンペ」と呼ぶ。アイヌ料理のうち、鮭の心臓はじめ内臓を入れた「サンペのオハウ」(汁物)が「三平」の語源であり、三平汁の起源であるという説。
器が大きくて量が結構多く、中にはジャガイモやネギなどの野菜の他、大きなアラがゴロっと2つ入っていました。
汁は濃い魚介の旨味が効いていて、アラは骨も多いものの、脂が乗った柔らかいホロトロ食感の身もたっぷり楽しめました。
全部美味しかったですが特に刺身が好みで大満足、ほっけの生食にハマってしまいそうです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
地物産品料理処根ぼっけ
050-5597-1017
北海道函館市松風町8-19
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