訪問日:2019年5月2日(木)
市場食堂

鹿児島市中央卸売市場魚類市場内にある、朝5時から営業しているお店『市場食堂(いちばしょくどう)』。
鹿児島市内で朝食を探していたところ、こちらのお店を発見。
旅先ではいつも早朝から活動するので、この営業時間はとても魅力的。
基本は市場内で働く人が利用する食堂ですが、一般人も利用することができ、海鮮をメインにした様々な料理が楽しめます。
現在では水揚げされたばかりの新鮮な海の幸の素晴らしさを、地元の人にも知ってもらいたいという思いから、鹿児島を代表する繁華街である天文館にもお店をオープンしたそうです。
天文館の方が行きやすそうですが、こちらは昼と夜のみの営業で朝はやってないので、市場内のお店へ行ってみることにしました。
アクセス
魚類市場はいづろ通駅や新屋敷駅が近いですが、徒歩17〜8分くらいかかります。
駐車場は午前5〜10時までは許可車両しか利用できないそうですが、市場に着いて警備員らしき方に聞いてみると、どの辺りなら止めても大丈夫なのか案内してくれました。
混雑状況
今回訪れたのはゴールデンウィークの木曜日の祝日。
日曜祝日は本来市場が休みなのですが、この日は営業していました。
市場の営業日については、鹿児島市のホームページに魚類市場の休開市日カレンダーが掲載されているので、そこで確認できます。
お店に着くと、まだ早朝でありながら結構お客さんは多かったです。
1人なので空いているカウンター席へ座りました。
メニュー・商品ラインアップ




メニューは様々な丼ものや定食類が豊富で、海鮮系が多いですが、肉系やうどんそばといった大衆的なメニューも豊富。
今回こちらのお店で食べたかったのが、鹿児島名物「首折れサバ」。
首折れサバとは
屋久島のあたりで水揚げされる「ゴマサバ」をブランド化したもので、一本釣りで漁獲後すぐに首を折って血抜きを行い氷水で冷やしたもの。
「サバの生き腐れ」と呼ばれるほど鮮度の落ちるのが早いサバを刺身で食べるために、屋久島一湊の漁師たちによって、冷蔵庫も氷もない明治時代に生み出されたといわれています。
ゴマサバは一般的なマサバに比べると脂肪分が少ないため、刺身で食べると身の締まった歯応えが楽しめるのが特徴とのこと。
日本各地にブランドサバは数多くありますが、マサバではなく「ゴマサバ」のブランドサバは珍しいですね。
同じゴマサバなら高知の「清水サバ」は有名です。
首折れサバの刺身定食があったのでこちらを注文すると、ここ数日雨が続いていた影響があって、この日入荷数が少なかったため値段が高くなるとのこと。
普段は1100円らしくメニューにもそう記載されていましたが、この日は1600円でした。
感想


【首折れサバ刺身定食】1600円(税込)
ゴマサバは一般的な旬は夏といわれていますが、一年を通してあまり味や身質に変化がないのも特徴の1つ。
プリッとクニュッとした独特の弾力がある身質で、脂はほんのりと乗った感じのやや淡白な味わい。
トロサバのようにご飯が進む濃厚な味では無いものの、何枚でも食べたくなる上品な美味しさでした。
こちらは少し高めでしたが、他のメニューはお手頃なものも多く、やっぱり朝から海鮮が楽しめるお店は魅力的。
市場内には新港食堂や柿の実食堂など、他にも早朝営業しているお店があるようなので、また鹿児島市に来たら朝食食べに行きたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
市場食堂 城南店
099-224-9864
鹿児島県鹿児島市城南町37 鹿児島市魚類市場内
コメント