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モチモチホクホク食感で素朴な甘さが美味しい、熊本名物『いきなりだんご』の人気店!【いきなりや わたなべ】(熊本県熊本市)

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訪問日:2023年12月2日(土)

目次

いきなり団子とは

熊本県の郷土料理・郷土菓子として知られる「いきなり団子」。

厚さ1cm位の輪切りにしたさつまいもと粒あんを、小麦粉を練って伸ばした生地で包んで蒸した素朴なお菓子。

ほんのり塩味でモチモチした食感の生地と、ホクホクしたさつまいもとあんこの甘さが特徴で、日常のおやつとしてもお土産としても人気。

昔はさつまいもをだんご生地で包んで蒸しただけのシンプルなものだったそうですが、現在はあんこ入りが主流で、生地に黒糖やよもぎが混ぜてあるものや、紫いもを使ったもの、栗やくるみが入ったりなどバリエーションがあるとのこと。

出来立て熱々の状態で食べるのが基本で、冷凍のお土産品はレンジや蒸し器で温めて食べますが、冷凍したものを半解凍で食べる「冷やしいきなり団子」という商品も登場。

「いきなり」は熊本弁で「簡単、手早く、すぐに」といった意味で、短時間で簡単に作ることが出来るほか、急な来客の際でもすぐに出せることが名前の由来といわれています。

熊本の一部地域では、片付けが苦手な人を「いきなりな人」というので、それが転じて「ざっとしている事」を意味し、「ざっと作れる菓子」という異説もあるそうです。

県内一のさつまいも生産地である大津をはじめ、阿蘇山麓周辺地域では火山灰の影響でさつまいもの栽培が盛んなため、菊池平野や熊本平野の農家ではさつまいもを収穫する秋の農作業の間に食べるおやつとしてよく作られていたとのこと。

現在では専門店や和菓子店の、露店などでも売られており、日常的に食べられるようになったそうです。

類似しているお菓子としては、福岡県筑後地方に「いきなり饅頭」、福島県に「あだたらのいも小町」、埼玉県川越市に「いも恋」などがあります。

いきなりや わたなべ

今回訪れたお店が、熊本県熊本市中央区の坪井に本店を構える『いきなりや わたなべ』。

本店の他にも2024年6月に公式サイトを確認した時点で、城彩苑店、熊本城内店、阿蘇くまもと空港店、JR熊本駅店があり、「いきなり団子」の定番の人気店として有名。

今回は『城彩苑店』へ行ってきました。

こちらは2011年3月に熊本城にオープンした「桜の馬場城彩苑」の中にある熊本県下から選りすぐりの23店(※2024年6月時点)が軒を連ねるお食事・お土産処「桜の小路」にある店舗。

メニュー・商品ラインナップ

商品は定番の黒あんの他、白あん、紫芋、桜、チーズ、栗のせなど、様々な種類の「いきなり団子」を販売。

「いきなり団子ソフト」というスイーツもありました。

今回は黒と桜を1個ずつ購入。

感想

【いきなり団子(黒あん・桜)】各300円(税込)

もちろん熱々ホカホカでの提供。

さつまいもは阿蘇地方の名産地・大津産の「ゴールドサンシャイン」、粒あんは北海道十勝産の小豆を使用し、生地には特注で仕入れた小麦粉をマイナスイオン水で練って作るこだわり。

生地はほんのり塩味でモチモチ食感、小麦の風味が広がり、ホクホクとした芋の味わいがメインの素朴な甘さ。

桜は綺麗なピンク色ですが、そんなに桜風味は主張せずほんのりという感じ、中は黒あんなのでそこまで大きな違いはわかりませんでした。

次回は斗六寸豆で仕上げた女性に人気という「白あん」や、変わり種の「チーズ」を食べたいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

http://ikinariya-watanabe.com/

食べログ

いきなりやわたなべ

熊本県熊本市中央区二の丸1-14 熊本城城苑桜の小路内

https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43008803

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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