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享保年間(1716〜1736年)以前からの歴史がある、『くずきり』が人気の老舗菓子店!【鍵善良房】(京都府京都市)

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訪問日:2023年3月2日(木)

目次

鍵善良房

京都祇園の四条通沿いに本店を構える、「くずきり」が有名な老舗菓子店『鍵善良房(かぎぜんよしふさ)』。

お店の歴史については公式サイトに詳しく書いてありました。

創業時期は特定できていないそうですが、享保11年(1726年)と記された漆塗り螺鈿模様の菓子外箱が残っていることから、少なくとも享保年間(1716〜1736年)には菓子屋を営んでいたことがわかっているそうです。

また近年蔵から元禄期の古文書が出てきて、一番古いもので元禄3年、元禄8年(1695年)のものには「縄手四条上ル」に「鍵善」という屋号が読み取れたそうで、調査が進めば創業年がさらに遡る可能性があるとのこと。

屋号の由来も正確にはわからないそうで、江戸期は「鍵屋良房」だったそうですが、江戸のある時期に代々当主の名に入っていた「善」の字を使って「鍵善」が屋号となったようで、その後「良房」を戻して現在の『鍵善良房』になったとか。

創業以来「縄手四条上ル」に店を構えていたそうですが、現在の場所には明治に四条通が拡張された際に移転したそうです。(平成10年に改装)

昭和17年(1942年)に太平洋戦争の激化も相まって店を一旦閉めることになり、終戦後の混乱がおさまった昭和30年(1955年)に営業を再開。

以前のように界隈の寺社や料理屋などに菓子を配達していたそうですが、この頃から食後のデザートにした「くずきり」が評判を呼んだそうで、喫茶室でも提供するようになったそうです。

1970年代には「鍵善」といえば「くずきり」と名物として知られるようになり、日本各地からお客さんが訪れるようになったそうです。

店舗は本店の他、昭和58年(1983年)4月に2号店としてオープンした「高台寺店」と、2012年11月に祇園にオープンした「ZEN CAFE」があるそうです。

今回は本店を訪問。

こちらの本店は食べログのスイーツ百名店に2017~2020年と2022年に選出されています。

混雑状況

この日は平日の木曜日、お店には16時20分頃に訪問。

この時喫茶室は客入り8割くらいでした。

メニュー・商品ラインナップ

メニューは割とシンプルで、今回は目当ての『くずきり』を注文。

黒蜜と白蜜がありますが、店員さんに聞いてみたところお客さんの8割は黒蜜を注文するそうなので、今回は黒蜜でお願いしました。

感想

くずきりの提供前には温かいお茶と、くずきりと共にお店の代名詞になっているという「菊寿糖」が提供されました。

こちらは徳島県阿波市土成町特産の和三盆糖を使い、菊の花をかたどった干菓子で、元治元年(1864年)の菓子型が残っていることから少なくとも150年以上作り続けているロングセラーだそうです。

カリッとかためでホロッと溶け、香り高く上品な甘さが広がり、シンプルながら深みのある味わい。

お茶が進みまくりでした。

【くずきり(黒蜜)】1400円(税込)

材料は奈良吉野・大宇陀町の「森野吉野葛本舗」の葛と、沖縄産の黒糖蜜、そして水のみを使用。

葛を水で溶き、湯煎して冷水にとり、細く切って作られるそうです。

冷たい氷水に浸かっていて、平打ち太麺のような形状、ツルンとモッチリした喉後しの良さとコシを兼ねた食感。

そして黒蜜は甘さ・香り・コクのバランスが絶妙で、濃いのにクドさを感じず絶品。

値段は高めですが、その分量も多くて、ざるそば1食を食べたくらいの満足感がありました。

これは白蜜バージョンも食べたくなりました。

暑い季節は特に美味しいと思うので、また夏に再訪したいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

鍵善良房
鍵善良房 京都祇園の和菓子屋「鍵善良房」のウェブサイト

食べログ

鍵善良房 四条本店

075-561-1818

京都府京都市東山区祇園町北側264 

https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26001887/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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