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激戦区奈良におけるかき氷ブームの火付け役であり、県内1位の人気店!【kakigori ほうせき箱】(奈良県奈良市)

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訪問日:2025年4月25日(金)

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奈良名物 かき氷

夏の風物詩である「かき氷」は全国で食べられている定番のスイーツですが、農林水産省の公式サイトには奈良県の郷土料理として紹介されています。

奈良県奈良市には氷の聖地として知られる「氷室神社」があり、毎年5月には全国の製氷・冷凍業者が集まって商売繁盛を祈願する「献氷祭」が行われ、花や魚を埋め込んだ氷柱が奉納されます。

「氷室神社」は平城京に遷都された和銅3年(710年)、若草山の近くを流れる吉城川上流域にある「月日磐(つきひいわ)」と呼ばれる巨石に「氷神」をお祀りしたことがはじまりといわれています。

「月日磐」には「氷室(ひむろ)」が設置され、夏になると平城宮にその貴重な氷を献上する儀式が約70年間行われていたとのこと。

「氷室」は冷暗な山陰に穴を掘り、茅などでその上をしっかり覆って温度を低く保つことで真冬に作った氷を長期間保存できるように工夫された場所であり、天皇をはじめとする皇族や高位の人々が涼を取って楽しんだそうです。

また天理市にも氷室神社があり、こちらでは7月1日に「献氷祭」が行われているとのこと。

「かき氷」は古くからの歴史があるといわれており、清少納言が書いた枕草子四十二段「あてなるもの」に「削り氷にあまづら入れて新しき金まりに入れたる」と記されており、これは「細かく削ったかき氷にあまづら(当時の甘味料である甘葛)をかけたものが大変雅びやか」という意味だそうで、夏になると平安貴族たちは氷で涼をとっていたことが分かるそうです。

奈良県ではかき氷の人気店が多いことも特徴、和菓子店、洋菓子店などのスイーツ専門店に限らず、有名レストランでも「かき氷」を提供しており、通年で楽しめるお店も多い印象。

「かき氷」を奈良の観光資源の一つと捉え、奈良を盛り上げていくという思いも込めて氷室神社で2014年から開催されている「ひむろしらゆき祭」にはかき氷の名店が出店し、毎年多くの来場者で賑わっているとのこと。

「奈良かき氷ガイド」という、奈良でかき氷を提供するお店を紹介する無料のガイドブックも2015年から毎年作成(誕生当時の名称は奈良かき氷MAP)し、氷室神社と掲載店舗で配布されており、最新版の「令和7年度版 奈良かき氷ガイド」には47軒が掲載されています。

kakigori ほうせき箱

今回訪れたお店は、奈良県奈良市のもちいどのセンター街にあるかき氷専門店『kakigori ほうせき箱』。

オープンは2015年3月で、現在地には2018年3月に移転・リニューアルオープン。

こちらのお店は奈良におけるかき氷でのまちおこしに可能性を感じ、2014年に上述の「ひむろしらゆき祭り」の開催に携わって成功を収めたことをきっかけに、「柿の葉ずし 平宗」の平井さんと「おちゃのこ」で働いていた岡田さんが開いたお店だそうです。

奈良におけるかき氷ブームの火付け役であり、今ではかき氷の定番にもなっている「エスプーマかき氷」を関西においていち早く提供していたことでも有名。

2025年5月に確認した時点で、かき氷専門店として奈良県の食べログランキング1位であり、2023年には食べログのスイーツ百名店にも選出。

移転前に一度行ったことがありますが、今まで食べてきたかき氷の中でもこちらのお店は私の中でトップクラスの美味しさ。

当時は整理券システムで早くから行かないと食べれませんでしたが、現在は前日の21時からネット予約が出来るようになっているので、とても便利だと思い久しぶりに再訪です。

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日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

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