訪問日:2025年8月2日(土)
広島つけ麺とは
広島市内のお店を中心に提供されているご当地麺「広島冷麺」または「広島つけ麺」。
茹でた中華麺を冷やし、その上にキュウリ、茹でキャベツ、ネギなどの野菜と脂身を取った叉焼を乗せ、ゴマとラー油を入れた醤油ベースの冷たいタレにつけて食べるというのが基本スタイル。
歴史については広島冷麺の元祖のお店(新華園という説がよく出てきます)で修業し、1985年4月に十日市にオープンした、広島冷麺の専門店として2番目に古いお店という「冷めん家」の公式サイトに詳しく書いてありました。
戦後に元祖と呼ばれるお店の先代が広島市中区八丁堀で中華料理店を始めたそうですが、当時はラーメンや餃子、チャーハン、タンメンなど一般的な中華料理が中心のお店で、冷麺は3月から10月までの季節限定メニューだったとのこと。
「冷めん家」は広島冷麺を通年提供メニューとして始めたお店だそうです。
元祖のお店の系列店では、当時から今も変わらず「冷麺」と呼んでいるそうですが、冷めん家より後に出店した元祖系列以外のお店が「つけ麺」と呼ぶようになり、一般的に知られるようになっていったとのこと。
今では提供店も数多く存在し、どちらかといえば「広島つけ麺」の名前で呼ばれる方が多い印象。
広島に来たらお好み焼きと共に必ず食べたいお気に入りのご当地グルメ。
夏の暑い時期に食べたくなるのはもちろんのこと、サッパリと食べられるのでお好み焼きの後など食べ歩きの〆にもピッタリです。
広島つけ麺かず 福山入船町店

今回訪れたお店は、広島県福山市入船町にて2022年5月19日にオープンした『広島つけ麺かず 福山入船町店』。
こちらは広島県広島市東区光町に本店を構える、1997年創業の「広島つけ麺かず」のグループ店で、長年常連客だった方が修業をし、のれん分けの形でオープンしたとのこと。
「広島つけ麺かず 光町本店」のInstagramの投稿によると、2025年6月時点で本店と福山入船町店の他、グループ店は「五日市コイン通り店」、「岡山柳町店」、「広島風冷しつけ麺 楽」と合計5店舗あるようです。
今回は尾道市で「おのみち住吉花火まつり」を楽しんだ後、帰り道の途中にある営業中のお店を探したところ、こちらのお店を発見。
Googleマップによると、金・土は深夜まで営業しているようなので、遅い時間でも夕食にありつけることができ、本当に感謝しています。
アクセス
場所は福山駅から徒歩19分くらいの距離。

駐車場は店舗前に3台分ありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には22時半頃に訪問。
この時先客は無しで私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ



メニューは広島つけ麺のみで、麺量やトッピング、辛さを選ぶ感じ。
今回は麺量を「大盛」で、トッピングはそのまま、辛さは「ちょい辛」と書いてあった「3辛」で注文!
感想

【大盛 3辛】1300円(税込)

スープは醤油ベースにたくさんの食材をじっくり煮込んだスープを合わせているそうで、しっかりとつけて食べることがおすすめだそうです。
胡麻がたっぷりと入って香ばしく、キリッと濃口でサッパリとした酸味に、ほんのり苦みも利いた独特な味付け。

野菜は茹でキャベツ、細くカットされたキュウリ、青ネギという感じ。
麺は大盛にしましたが、正直並盛でも野菜の量がたっぷりで十分ボリューム満点だと思います。

麺はツルッと喉越しが良く、少し歯応えのあるかため食感。
3辛はちょい辛と書いてありましたが、辛さにそこまで強くない私にとっては十分過ぎる辛さで、唇が少し痛くなりじんわりと汗もかく感じ。
しかしこれくらいしっかり辛い方が「広島つけ麺」という感じ、ちょうど良い旨辛レベルで、とても美味しく楽しめました。
チャーシューは脂控えめであっさりとしたタイプですが、さっぱりしたスープとの相性が良く美味しかったです。
夏の広島に来たらこれを食べずに帰れませんね、本当に大好きです「広島つけ麺」!
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/kazu.fukuyama519
食べログ
広島つけ麺 かず 福山店
084-999-2011
広島県福山市入船町2-7-19
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