訪問日:2023年11月30日(木)
「水俣チャンポン」とは
熊本県水俣市の名物「水俣チャンポン」。
発祥のお店といわれているのが、昭和25年(1950年)創業の「喜楽食堂」。
初代女将が創業当時、お客さんとして訪れた天草の漁民や海運業者から「チャンポン」を教わり、材料とイメージだけを基に創ったのが「水俣チャンポン」の始まりだそうです。
「チャンポン」といえば長崎が発祥地として知られていますが、天草にも古くから海上での往来で長崎と交流が深かったため、天草地方にも「チャンポン」が広まり、「天草チャンポン」として名物になっています。
そして天草から海を渡ってすぐ近くの水俣にチャンポンが広まっているのも納得。
かつて工業の町だった水俣市では、安くて栄養満点のチャンポンはとても人気だったそうです。
「水俣チャンポン」の大きな特徴は「白いチャンポン麺」だそうですが、スープや具材などはお店によって様々。
提供店はみなまた観光情報サイト「でかくっか水俣」でも一覧が紹介されています。
町おこしとして2010年には「水俣チャンポン探究会」も発足し、水俣でのチャンポン消費量は月間1万食を超えているそうです。
喜楽食堂
今回水俣チャンポンを食べに訪れたお店が、上述の発祥の店『喜楽食堂』。
私は初めて水俣チャンポンを食べるので、まずは元祖のお店に行ってみたかったのです。
アクセス
場所は水俣駅から徒歩14分くらいの距離。
駐車場は店前にありました。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には14時前に訪問。
平日ですしラストオーダーの時間も近かったので、この時店内は先客2人のみで空いていました。
メニュー・商品ラインナップ
メニューは定食系、丼物、麺類、カレーなど食堂らしい豊富なメニューラインナップ。
人気メニューがまとめてあるのもわかりやすくて良いですね。
今回はもちろん目当てのチャンポンを注文!
感想
【チャンポン】650円(税込)
こちらのお店のチャンポンは豚骨ベース、シンプルな見た目とは裏腹に結構濃口で旨味が強く、胡椒が効いたようなピリッとした後味。
炒められた野菜の香ばしさもスープに溶け込んでいて深みのある味わい。
麺は太麺でプリッと歯切れの良い柔らかな食感。
具材は豚肉、蒲鉾、たっぷりの野菜が入ってヘルシー。
野菜はシャキシャキと食感が良く、スープもよく馴染んでいて美味しかったです。
初めての「水俣チャンポン」、突出した個性的な特徴はあまり感じませんでしたが、とても美味しいチャンポンでした。
また他のお店の水俣チャンポンも食べに行きたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
喜楽食堂
0966-62-2629
熊本県水俣市浜町1丁目2番9号
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