MENU

今では唯一という、名物『米沢鯉』を自家養殖した鯉料理を楽しめるお店!【米沢 鯉の六十里】(山形県米沢市)

当ページのリンクには広告が含まれています。

本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年6月18日(水)

目次

米沢鯉とは

山形県米沢市を中心とした置賜地域の郷土料理として伝わる「鯉料理」。

米沢で養殖される鯉は「米沢鯉」という名前で知られており、その歴史は古く、江戸時代の享和2年(1802年)にまで遡るとのこと。

当時むくみや乳不足に悩む領民がタンパク質を補うため、わざわざ他藩から鯉を買って利用していることを知った米沢藩九代目藩主・上杉治憲公(鷹山公)が、養鯉の先進地であった現在の福島県相馬市に伝授を請うため用人を向かわせ、持ち帰った稚鯉を米沢城のお濠で育てたことが「米沢鯉」養殖の始まりだそうです。

各家にも排水口近くに鯉を育てる池「せせな」を作ることを推奨し、当時は流れてくる米のとぎ汁や残飯、養蚕が盛んだったことから蚕のさなぎ「まゆみ」などで育てたそうで、鯉の養殖は置賜地域周辺で盛んになり、大正から昭和にかけて発達したとのこと。

最上川上流の清く豊富な水で養殖される「米沢鯉」は肉に締まりがあり泥臭さがない良質な鯉として地域の名産品となっており、現在でも鯉料理はお盆やお正月、結婚式等のお祝い事には欠かせない料理の一つになっているそうです。

切り身を冷水にくぐらせた「鯉のあらい」や味噌で煮こんだ「鯉こく」などが定番ですが、中でも米沢名物として知られているのが、輪切りの鯉を砂糖や醤油、酒等で煮詰めた「鯉のうま煮」。

現在では家庭で作られることは減ったそうですが、料亭や郷土料理店などで提供される他、総菜としても販売されており、真空パックに詰めた加工品もお土産として販売されています。

米沢 鯉の六十里

今回訪れたお店は、山形県米沢市東1丁目にある、自家養殖した鯉料理を楽しめるお店『米沢 鯉の六十里』。

昭和23年に米沢市雲井町に鯉屋を開店したことに始まり、昭和39年に現在地に移転したことに伴って有限会社米沢六十里養魚場を設立。

公式サイトによると、かつては鯉の養殖会社が数多くあったそうですが、年々廃業していき、現在米沢ではこちらのお店一軒だけになってしまったとのこと。

米沢鯉の提供店を調べると真っ先に紹介されている印象を受ける有名店で、私は2017年に一度行ったことがあり、今回久しぶりの再訪です。

アクセス

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次