訪問日:2023年9月15日(金)
丸十パン
山梨県甲府市の丸の内2丁目にある、人気のパン屋さん『丸十パン』。
創業は大正10年(1921年)10月という老舗で、創業当時からイースト(酵母)を使った、県内最初のパン専門店とのこと。
お店の歴史については公式サイトに詳しく書いてありました。
甲州市(旧塩山市)出身の「田辺玄平」さんが明治34年にアメリカに渡ってパン作りを習得し、明治44年に日本へ帰った後パン屋をオープン。
当時は冷蔵庫も無い時代で酵母の管理に苦労し、大正2年に安定した酵母作りに成功。
アメリカで学んだパンよりも美味しいものが出来るようになってできるようになり、瞬く間に評判になったそうです。
そこで『丸十パン』創業者の「梅本静枝」さんは田辺さんから職人を派遣してもらい、従業員に技術を習得させて開業したとのこと。
店名は田辺さんの家紋が「丸」に「十」の字ということが由来。
田辺さんからパンを学び、暖簾分けをされた「丸十」と店名につくお店は関東を中心に沢山あるようで、現在「丸十」は商標登録制で組合員だけが使える商標になっているとのこと。
「田辺玄平」さんについては、Wikipediaなどでも「丸十製パン」というページに詳しい情報が載っています。
甲府の『丸十パン』には本店と、1998年5月にオープンした竜王店があるようで、今回は本店を訪問。
こちらは「焼きたてのパンが朝食で食べられるように」との想いから、朝6時30分からオープンしているので、朝食を買いに行ってみることにしました。
アクセス
場所は甲府駅の南口から徒歩7分くらいの距離。
駐車場は店舗の北側に数台分ありました。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店にはオープン直後の6時35分頃に到着。
この時先客は4人でした。
メニュー・商品ラインナップ
商品については公式サイトに一覧が紹介されているので、訪問前に予習をしておくのがいいかもしれません。
こちらのお店で特に有名なのが、上掛けのビスケット生地がレモンの皮のように見える『レモンパン』。
公式サイトにはロングセラー商品として『レモンパン』の他、『北海道産小倉あんパン』、『カスタードクリームパン』が紹介されていたので、今回はこの3種類を購入。
感想
【レモンパン(クラシック)】150円(税抜)
(商品説明)
当店NO.1の人気商品。上掛けのビスケット生地が、飽きない味です。
縁はカリカリで全体はサックリ、中はモチモチとしたしっかり食感。
優しい甘さで、香ばしくコクのある味わい、シンプルながらとても美味しいです。
【北海道産小倉あんパン】160円(税抜)
(商品説明)
北海道産小豆を甘さを抑え、丸十独特の炊き方で仕上げた餡をたっぷり包みました。
ふんわりモッチリとした食感、まろやかで優しい甘さの生地に、コクがあり濃厚ながら甘すぎない柔らかな粒あん。
あんも生地も美味しいです。
【カスタードクリームパン】160円(税抜)
(商品説明)
カスタードクリームをたっぷり包んだクリームパン
こちらもあんパンに似たふんわりモッチリした生地、どろっとしたクリームはほんのりバニラが香り濃厚。
こちらも美味しかったです。
今回購入したパンは3つ共も美味しくて満足、良い朝食になりました。
レモンパンにはシンプルなクラシックタイプに、マーガリンを挟んだ人気NO.2商品「レモンパン付」という商品もあるので、次回はこちらも購入したいところ。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
丸十パン 本店
055-226-3455
山梨県甲府市丸の内2丁目28-6
コメント