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鹿児島のご当地かき氷『白熊(しろくま)』発祥の店!【天文館むじゃき本店 白熊菓琲】(鹿児島県鹿児島市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年11月12日(水)

目次

白熊(しろくま)とは

かき氷に練乳をかけ、チェリーやレーズン、みかん、パイン、小豆、寒天など、色とりどりのトッピングを盛り付けた鹿児島県のご当地かき氷「白熊(しろくま)」。

歴史や名前の由来については諸説あるそうですが、特に以下の2説が有名です。

●昭和7年(1932年)頃、鹿児島市のある綿屋さんが夏の副業にかき氷屋を営んでおり、かき氷に練乳をかけてフルーツをトッピングした高級かき氷として登場したのが始まり。練乳の缶に白態印のレッテルが貼ってあったのをそのまま商品名にしたことが名前の由来。

●鹿児島市にある「天文館むじゃき」の創業者が、イチゴにミルクをかけてみると美味しかったことにヒントを得て、昭和22年(1947年)に考案。上から見るとトッピングのチェリー、アンゼリカ、干しぶどうの配置が動物の「白熊」の表情に似ていたことが名前の由来。

この「白熊」は鹿児島市を中心に評判となり、食堂や喫茶店など様々なお店のメニューに取り入れられ、今では鹿児島の夏の風物詩として親しまれる一品に。

鹿児島のお店で食べられるだけでなく、セイカ食品などから商品化もされて全国に流通しているため、鹿児島名物の中でも知名度は特に高い印象。

基本の練乳味の「白熊」の他、コーヒーや黒糖味の「黒熊」やマンゴー味の「黄熊」など、お店によって具材や味、アレンジも様々なので、食べ歩きが楽しめるのも魅力的。

天文館むじゃき本店

今回訪れたお店は、上述の通り「白熊」の元祖として知られている『天文館むじゃき本店』。

鹿児島市名山町にて、昭和21年(1946年)に大衆食堂「無邪気」として開店したことに始まり、昭和24年(1949年)に現在地である鹿児島市千日町に移転。

「白熊」を考案したのは昭和22年(1947年)ですが、販売を開始したのは昭和24年(1949年)。

元々の「白熊」は白蜜、赤蜜をかけたみぞれ、蜜かけのようなシンプルなかき氷だったそうです。

イチゴにミルクをかけてみると美味しかったことにヒントを得て、氷に練乳をかけてみたところ、そのままだと甘すぎるので独特のさっぱりとしたミルクを考案。

そして彩りを加えるために、洋菓子の感覚で中にさいころ形の果物や十六寸豆を入れ、外側に、アンゼリカ、チェリー、レーズンをトッピングし、 現在の「白熊」のベースが誕生。

現在こちらのお店で提供されている「白熊」には、様々なフルーツや十六寸豆、レーズン、寒天などが外側にトッピングされたとても豪華なビジュアル。

『天文館むじゃき本店』では、毎年6月に開催される「白熊誕生祭」にて、チェリー、アンゼリカ、レーズンをトッピングした昔のシンプルな「白熊」を再現して提供しています。

店舗は今回訪れた本店の他、鹿児島中央駅にて2004年にオープンした「アミュプラザ店」があるとのこと。

本店は1階が喫茶店の「白熊菓琲(しろくまカフェ)」、2階が洋食店の「カジュアルレストラン Mujyaki」になっており、どちらの店内でも「白熊」を提供していますが、今回は1階の『白熊菓琲』へ。

『白熊菓琲』は鹿児島県の食べログスイーツランキングで県内1位であり、2018・2019・2020年にはスイーツ百名店、2022・2025年にはカフェ百名店に選出されています。

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