訪問日:2022年3月20日(日)
鍋焼うどん アサヒ
愛媛県松山市のソウルフードとして、昔から地元住民に親しまれている『鍋焼きうどん』。
松山の鍋焼きうどんの大きな特徴は、鍋が土鍋ではなくアルミのものが使われること、出汁が甘めで、麺はお隣の香川と異なり柔らかめの食感だそうです。
市内の様々なお店で提供されていて、冬季限定ではなく通年で提供しているお店も多いとのこと。
まだ甘いものが貴重だった戦後すぐに誕生したといわれていて、1947年に創業した元祖といわれる「アサヒ」というお店と、1949年に創業した「ことり」の2店の老舗が特に有名で、鍋焼きうどんを松山に根付かせた立役者といわれています。
この2店はすぐ近くにあるため食べ比べをする方も多いそうで、私も今回2店を連食してきました。

まず先に訪れたのが『アサヒ』。
鍋焼きうどんは甘いもの好きだったという現店主の曽祖父が考案したそうで、創業時からの甘い味を守り続けているとのこと。
アクセス
場所は大街道駅、松山市駅から徒歩10分くらいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は日曜日、お店には10時25分くらいに到着。
この時満席で待ちが1人、待ち時間は13~14分くらいで入れました。
メニュー・商品ラインアップ

メニューはとてもシンプルで、「鍋焼うどん」、「鍋焼玉子うどん」、そしてサイドメニューに「いなりずし」。
ほとんどの方がいなりずしも頼んでいましたが、連食の予定だったので今回はうどんのみ注文!
会計はうどんの提供時というのも独特のスタイルで、これはことりも同じでした。
感想


【鍋焼うどん】650円(税込)
1人用のアルミの小鍋で、全体の量はそんなに多くない印象。
出汁には地元産のイリコと岩手県産の昆布を使用。
甘いと聞いていましたが、想像を更に超える甘さが効いたまろやかでコクのあるつゆ。
麺はやや平打ちがかった太麺で、モッチリと柔らかめの食感。
具材はネギ、牛肉、油揚げ、かまぼこ、ちくわ、じゃこ天?
牛肉もかなり甘めの味付け、そして練り物系の具材が特に美味しかったです。


この後「ことり」にも行ってきましたが、こちらは甘さよりもイリコ出汁の濃さが印象的で、麺も更に柔らかかった感じ。
似たような見た目でも味わいが全然異なり面白かったです!
どちらも美味しかったですが、強いて言えば『アサヒ』の方が好みかも?という結果でした。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
鍋焼うどん アサヒ
089-921-6470
愛媛県松山市湊町3-10-11
コメント