訪問日:2023年1月29日(日)
タコライスとは
沖縄県金武町(きんちょう)で誕生し、沖縄を代表するご当地グルメとして親しまれている「タコライス」。
メキシコ料理である「タコス」の具材(ひき肉・野菜・チーズ等)をご飯にトッピングした料理。
1984年にオープンした「パーラー千里」の創業者である、儀保松三さんが考案したとのこと。
儀保松三さんは元々米軍基地近くの街を転々としながら、米兵向けのバーを営んでいたそうですが、米兵同士のケンカがある度に立ち入り禁止になり、商売あがったりの日々を繰り返していたとのこと。
米軍基地「キャンプ・ハンセン」のある金武町で商売を始める人が増加したことから、儀保さんも元中華料理屋「千里」の店舗を借り、1984年に「パーラー千里」をオープン。
後発だったために新しいものを提供しようと、お金に余裕のない若い米兵にもお腹いっぱいになってもらえる”安くてスピーディーに満腹になれる料理”として、当時基地でも提供されていた「タコス」をヒントに「タコライス」を考案。
最初は「変な食べ物」と言われ全然売れなかったものの、徐々に売れていくようになり、他のお店も真似するようになったそうですが、儀保松三さんは「カレーライスみたいなもんだから」と商標登録しなかったそうで、沖縄中に広まり名物になったようです。
タコライスCafe きじむなぁ
沖縄を訪れた際は「タコス」や「タコライス」を食べ歩くのが定番の楽しみの一つ。
今回訪れたお店が、ふわトロ卵を乗せた独自のスタイルのタコライス「オムタコ」が看板メニューのお店『タコライスCafe きじむなぁ』。
運営会社は1999年6月に沖縄県国頭郡恩納村(くにがみぐんおんなそん)で創業し、「ベントスダイバーズ」というダイビングショップから始まった「有限会社ベントス」。
2003年4月にダイビングショップの2階にて、お客さんと食事をするために始めた小さな飲食店が『タコライスCafe きじむなぁ 恩納村店』だそうです。
店名の由来は沖縄に古くから伝わるイタズラ好きの精霊「キジムナー」。
ガジュマルの木に住み、福をもたらすといわれ愛される、キジムナーのようなお店を目指して名付けたとのこと。
「オムタコ」は恩納村グルメフェスティバルでグランプリ、北谷のグルメフェスティバルでは準グランプリを獲得。
店舗も展開し、2023年7月に公式サイトを確認した時点で、恩納村店、デポアイランド店、イオンモール沖縄ライカム店、瀬長島ウミカジテラス店、沖縄パルコシティ店、イーアス沖縄豊崎店、イオン南風原店の合計7店舗が掲載されていました。
また他にもグループ店として「タコス カフェタコロコ」、「ハンモックカフェ ラ・イスラ」、「ピッツエリア バール アリッチャ」というお店も展開しているそうです。
今回は2015年8月にオープンした、沖縄県豊見城市にある『瀬長島ウミカジテラス店』へ行ってきました。
瀬長島ウミカジテラス
「瀬長島ウミカジテラス」は那覇空港から車で約15分の瀬長島西海岸に隣接した傾斜地に展開するリゾート施設で、2015年8月1日に開業。
沖縄ならではの果物・野菜・地産メニューを中心にした飲食店や写真映えするスイーツ、指輪や真珠などのアクセサリー、氷点下の世界が体験出来るアイスバーなど、個性あふれるお店が絶好のロケーションと融合する、沖縄の新しい観光・ショッピングスポットだそうです。
混雑状況
この日は日曜日、お店には16時過ぎに訪問。
この時店内は客入り4割くらいで空いていました。
景色が綺麗なテラス席もありましたが、この日は天気が悪くて気温も低く、風が強すぎたので店内席でいただきました。
メニュー・商品ラインナップ
メニューはオムタコの他に普通のタコライスもあり、トッピングや味付けの種類が豊富なのが特徴。
注文はもちろんオムタコで、サイズはS、味は中辛ミート、トッピングは追加無しで注文!
感想
【オムタコS(中辛ミート)】860円(税込)
玉子にはバジル、スパイシーケチャップソース、シーザードレッシングがかかり、中の具材はレタス、キャベツ、チーズ、トマト、ミートが入っているとのこと。
ケチャップはスパイシーと書いてありましたがそんなに辛さは感じず、中辛ミートもほんのりピリ辛くらいの食べやすい辛さ。
玉子はふんわりしていますが半熟ではなく固まっているタイプ。
ミートは脂っこさがなくあっさりめ。
全体的にまろやかで優しい味わいで、オムライスらしさもタコライスらしさも両方楽しめる面白い一品でした。
また違う味付けバージョンも食べてみたいところ。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
タコライスカフェ きじむなぁ 瀬長島 ウミカジテラス店
098-851-3023
沖縄県豊見城市瀬長174-6
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