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農家直営のカフェで、白桃黄桃ミックスの贅沢な桃パフェ!【ピーチカフェなかにし】(山梨県笛吹市)

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訪問日:2023年9月14日(木)

目次

フルーツ王国として知られる「山梨県」

山梨県では様々な果物が作られていて、特に「ぶどう」、「もも」、「すもも」は日本一の生産量を誇るとのこと。

細長い平地を除いて傾斜地が多い複雑な地形であることや、降水量が少なくて日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きいこと、四方を高い山々に囲まれているため季節風の影響を受けづらく、大気が乾燥がちであること、土壌が沖積層・洪積層に覆われて肥沃であることなど、山梨県には果物栽培に適した条件が沢山揃っているようです。

江戸時代には「ぶどう」、「なし」、「もも」、「かき」、「くり」、「りんご」、「ざくろ」、「くるみ(または銀杏)」といった、甲斐国の代表的な8種類の果物を総称して「甲州八珍果」と呼ばれ、古くから果物栽培が盛んな地域と伝えられていたとのこと。

「桃」の歴史

桃の原産は中国西北部の黄河上流の高山地帯といわれていて、裴李崗文化(約7500年前)において出土が確認されているとのこと。

ここからアジア各地へと広まり、日本にも相当古い時代に渡来したと考えられていて、最古の記録では長崎県の多良見町にある伊木力遺跡から縄文時代前期(約6000年前)の桃核が出土し、古事記や日本書紀にも記載があるそうです。

中国では桃を食べた仙人が不老不死となった説話があることから「仙果」とも呼ばれるそうで、日本でも鬼を恐れさせるといわれ、これが昔話「ももたろう」に繋がったという説もあるとか。

昔の桃は現在のものとは異なり、そんなに甘くなくてサイズも小ぶり、かたくて果汁も少なかったそうで、食用以外にも薬用・観賞用として用いられたようです。

明治時代には、甘味の強い上海種と天津種などの水蜜桃系が輸入されて食用として広まり、現在日本で食用に栽培されている品種はこの水蜜桃系を品種改良したものがほとんど。

明治32年(1899年)に岡山県磐梨郡可真村の大久保重五郎が上海種の実生から優秀な品種を発見したという「白桃」が「日本のももの元祖」といわれています。

さらに改良を進めて1927年には新品種「大久保」を誕生、その後「白鳳」や「あかつき」、「川中島白桃」といった日本を代表する品種が次々と誕生したとのこと。

山梨県では2000年以上前の弥生時代の南アルプス市の大師東丹保遺跡から、山梨最古の桃とぶどうの種が発見された記録があるそうです。

現在山梨県は桃の栽培面積、生産量ともに都道府県の中で日本一、7月の東京中央卸売市場では山梨県産のももが約80%を占めるそうです。

県内でも特に笛吹市は桃・ぶどう共に生産量日本一になっているとのこと。

最も生産量が多い品種である「白鳳」をはじめ、「ちよひめ」、「日川白鳳」、「夢桃香」、「夢みずき」、「浅間白桃」、「なつっこ」、「川中島白桃」、「幸茜」など品種は多岐にわたり、品種によって旬の時期は異なるものの、収穫時期は6月中旬から9月頃、旬のピークは7月~8月だそうです。

ピーチカフェなかにし

山梨県には農家が直営する飲食店も数多くあり、今回訪れたのは山梨県笛吹市一宮町にあるお店『ピーチカフェなかにし』。

こちらは1987年に開園した「中西農園」が直営するお店。

“誰よりも桃を知り尽くした桃農家の手で、年間を通して桃のスイーツをご提供したい”という思いから2011年にオープン。

「中西農園」では樹でギリギリまで熟した新鮮でおいしい桃を作ることにこだわっていて、夏季は”その日に採れた桃”のみを使用したスイーツを提供しているそうです。
(※8月下旬~9月の桃は収穫後に追熟する場合もあり。)

​桃は収穫から日が経つと徐々に実が柔らかくなりますが、採れたての桃は完熟した桃でも実がしっかりとしていて、新鮮な歯ごたえと風味・甘味が楽しめるとのこと。

6年前の7月に一度行ったことがあり、お気に入りのお店になったので久しぶりに再訪。

アクセス

お店の近くには駅は無く、今回は車での訪問。

敷地内に駐車場はありますが、夏季営業では混雑回避のため、徒歩2分ほど離れた「ケーヨーデイツー一宮駐車場の南側寄り」が駐車場になるようでした。

予約方法・混雑状況

現在夏季営業は完全予約制での営業、今年は6月29日~9月下旬の期間になり、各営業日の3日前正午から公式サイトにてネット予約が可能。

訪問予定日の3日前14時頃に予約をしましたが、昼の時間がいくつか埋まっているくらいで、まだほとんど予約の枠が空いていて無事予約完了。

この日は平日の木曜日、お店には予約時間の16時40分に訪問。

店内にはテーブル4卓、カウンター3席ほどありましたが、この時間では私の他にあと2組3人だけでした。

メニュー・商品ラインナップ

メニュー表は撮影禁止なので写真はありませんが、公式サイトに夏季メニュー、冬季メニューの一覧が掲載されています。

最新の営業情報やメニュー情報についてはInstagramでも情報発信されています。

7~9月の夏季メニューは中西農園の朝採りの桃を使った”桃の産地・桃農家だけが提供できる”旬のスイーツ。

10~4月の冬季メニューは中西農園が自家加工した桃のコンポートやジャムをふんだんに使ったスイーツや、桃ジャム入りのピーチカレーやピザなどのランチを提供。
(※5~6月は農作業のため休業​)

夏季メニューの中でも黄桃やぶどうを使ったメニューは期間限定となるようで、私が訪問した9月中旬には提供されていました。

今回は看板メニューと思われる『麗しの夏パフェ』を注文!

この日の桃の品種は白桃が「幸茜」、黄桃が「黄ららのきわみ」。

こちらのパフェでは白桃のみ、黄桃のみ、白桃黄桃ミックスと選べたので、食べ比べをしようとミックスを注文!

感想

【麗しの夏パフェ(白桃黄桃ミックス)】1980円(税込)

パフェの内訳はメニュー表ではなく、店頭にあった黒板に書いてありました。

白桃はサクッとしたしっかりかための食感で、香りと甘さが強く、ほんのりと優しい酸味も相まった味わい。

黄桃はしっとり柔らかくジューシーで、酸味は控えめ、思ったよりもサッパリとした甘さでした。

中のクリームもアイスも甘めで濃厚ですが、桃の甘さも負けずにバランスの良い味わい。

中には生のぶどうも入っていて、紅バラードという品種のようですが、こちらも甘さが強く、独特のシャリシャリとした食感が個性的でとても美味しかったです。

前回訪問時から物価が高騰している影響があると思いますし、パフェの内訳も豪華になったと思いますが、前回は同じメニューで1000円(税込)だったので、正直倍くらいの値段になったのにはちょっと驚きました。笑

しかし美味しい桃スイーツに、並ばなくて済むシステムはとても嬉しくて、やっぱり良いお店だなと思います。

帰り際、駐車場に向かう途中に綺麗に色づいた桃が実っていたので思わずパシャリ。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://www.kaiji-fruit-nakanishi.com/

食べログ

ピーチカフェなかにし

0553-47-1948

山梨県笛吹市一宮町末木544-1 

https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190103/19005460/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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