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食べログ百名店にも選出、飲みの後の〆のラーメンとして人気!【ラーメン小金太】(鹿児島県鹿児島市)

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訪問日:2023年11月28日(火)

目次

「鹿児島ラーメン」とは

九州のラーメンといえば白濁した豚骨ラーメンが定番で、鹿児島のラーメンも豚骨がベースのラーメンが多いですが、九州各地の豚骨スープは久留米の「三九」というお店の影響を受けているケースがほとんどでありながら、鹿児島だけは唯一その影響を受けていない独自のラーメン文化を築いているといわれています。

鹿児島のラーメンは各店で個性を競い、バラエティに富んでいることから、福岡や熊本のような明確な定義を決めるのが難しいといわれていますが、共通している特徴として以下のようなものがあるとのこと。

〇豚骨をベースに野菜や鶏も加えたマイルドなスープ
〇かん水を使わない、色白で柔らかめの麺
〇タレに地元製の甘味の強い醤油を使うことが多い
〇値段が高め(800円~1000円くらい)の店が多い
〇小さな急須に入ったお茶が出る
〇突き出し、付け合わせ的に浅漬けや大根の漬け物が出される

鹿児島で初のラーメン店といわれているのが1947年(昭和22年)創業の「のぼる屋(現在は閉店)」。

こちらは道岡ツナさんが横浜で当時看護師をしていた際、患者だった中国人料理人から学んだ麺料理が原型だそうです。

豚骨を中心に鶏ガラや野菜も使いじっくり炊き出した優しい風味のスープで、麺は道岡さんがかん水嫌いだったことから白っぽい麺の形になったといわれています。

また漬物の提供は「のぼる屋」が大根の漬物を提供していたことに影響を受けているといわれていて、後に鹿児島で一般的な壺漬けやたまり漬けであるたくあんなどを提供するお店が増えていったといわれています。

漬物を提供するのは宮崎の老舗ラーメン店にも多い特徴ですが、これも鹿児島の影響があると考えられているとのこと。

他にも老舗の代表格としては1950年(昭和25年)創業の「こむらさき」というお店があり、スープは豚骨ベースに野菜を使ったマイルドな味わい。

かん水を使わない麺というのが「のぼる屋」と共通していますが、こちらの麺はビーフンの製法を参考に作った台湾の味がルーツだそうです。

一般のご当地ラーメンはその地域に多大な影響をもたらした老舗のスタイルが原型となり広まっていくのが通常ですが、鹿児島においては「のぼる屋」や「こむらさき」の特徴に共通する部分はあるものの、「鹿児島ラーメン」のスタンダードになったとまでは言えず、個性豊かで決まった形が無いのが、ある意味「鹿児島ラーメン」の特徴であるともいわれています。

現在のラーメンは800円~1000円あたりの価格は当たり前になってきていますが、鹿児島では博多のラーメンが350円~450円だった当時から倍くらいの価格で提供されていたといわれています。

これは麺が特殊なため仕入れ値が高いことや、漬物が自由に食べられること、野菜等の使用量が多くなるため、ボリュームが多く栄養価が高いことなどが理由といわれています。

また人口あたりのラーメン店の数は九州で最も多いという調査もあるそうで、これは元々鹿児島には琉球から伝わった豚食文化があることから、豚骨中心のラーメンスープに抵抗が無かったからという分析もあるそうです。

らーめん小金太

今回訪れたのが、鹿児島県鹿児島市樋之口町、天文館公園の南側にあるラーメン店『らーめん小金太(こきんた)』。

創業者は洋食の料理人だった実績を持つそうで、創業は1990年。

営業時間が翌3時半までと深夜に営業していることから、特に飲みの後の〆のラーメンとして人気のお店とのこと。

食べログのラーメン百名店には2023年に選出されていて、2024年6月に確認した時点で、食べログのラーメンランキングでは「鹿児島ラーメン豚とろ 天文館本店」に次いで県内2位の高評価。

私は以前2016年に一度行ったことがありますが、個人的に鹿児島のラーメン店の中では特に好みのお店だったので、7年ぶりに再訪。

アクセス

場所は甲東中学校前駅から徒歩5分、天文館通駅から徒歩6分くらいの距離。

駐車場案内は写真の通りです。

混雑状況

この日は平日の火曜日、お店には21時55分に到着。

この時外待ちは15人でなかなかの行列。

しかし回転が早く、待ち時間は10分もかからないくらいで店内に入れました。

メニュー・商品ラインナップ

メニューを見ると、定番は「ラーメン」と「味噌ラーメン」と書いてありました。

前回は「ラーメン」を食べましたが、当時はまだブログなども始めておらず、記憶だけだと曖昧だったので、改めて記録に残したいと思い『ラーメン』を注文!

こちらのお店はSサイズやSSサイズもあるので、小食の方や飲みの後など連食にも嬉しいポイント。

今回は『Sサイズ』でお願いしました。

感想

【ラーメン(Sサイズ)】750円(税込)

スープは豚骨と鶏ガラをベースに、生姜やたまねぎ、りんごなどの野菜類と一緒に煮込み、鰹節などの和風出汁が加えられているそうです。

見た目よりもかなりあっさりとしつつ、コクがあるマイルドな味わい。

ほんのり効いた揚げネギの香ばしさが更に深みを出します。

麺はイシマル食品製で、モチッと適度にコシがある中細くらいの形状。

具材はもやし、キクラゲ、ネギ、キャベツ、チャーシューなど。

チャーシューはかためのものと脂がのったもの、色々な肉質のものが乗っていて、濃い目のタレが効いた味付けで美味しいです。

鹿児島ラーメンで定番の大根の漬物も置いてあり、とても優しい味付けでサッパリとしていました。

改めて食べても、やはり鹿児島ラーメンの中で特に好みの味、次回改めて「味噌ラーメン」を食べたいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

Instagram

https://www.instagram.com/kokinta.tenmonkan

食べログ

ラーメン小金太

099-223-9455

鹿児島県鹿児島市樋之口町11-5 

https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46000027

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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