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南蛮菓子をベースに考案されたという、松山の代表的銘菓『タルト』!【六時屋 本店】(愛媛県松山市)

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訪問日:2022年3月21日(月)

目次

タルトとは

愛媛県松山市の代表的銘菓『タルト』。

一般的にタルトといえば、皿状の生地にフルーツなどを盛り付けた洋菓子をイメージしますが、松山のタルトはカステラ生地で餡を巻いたロールケーキ状の和菓子で、全く特徴が異なります。

歴史を調べると、松山のタルトは久松家初代松山藩主・松平定行公が南蛮菓子をベースに考案したといわれています。

幕府より長崎探題職兼務の名をうけていた定行公は、正保4年(1647年)にポルトガル船2隻が入港したという知らせを聞き、長崎の海上警備に赴いた際、カステラの中にジャムが巻かれた南蛮菓子に出会い、その味の虜になったそうです。

松山へ帰郷する際に長崎から製法を持ち帰り、ジャムが柑橘系だったことから四国特産の柚子をアクセントに加えた餡を巻いた、和の要素を取り入れた独自のお菓子に変化。

製法は後に久松家の家伝になり、明治以降に松山の菓子司に技術が広まったことから、松山市を中心に現在では愛媛県全域の銘菓として定着していったとのこと。

『タルト』という名前の由来は、オランダ語でケーキを意味する「taart」からとする説、ポルトガル語でロールケーキを意味する「torta」からとする説などがありますが、これらの語(taart・torta・tarteなど)はいずれもラテン語の「焼き菓子(tōrta)」に由来するそうです。

愛媛に来たら必ず買って帰りたいお土産の定番の一つ。

六時屋

今回訪れたお店が、タルトを中心とした和菓子類の製造販売をしている『六時屋』。

創業は昭和8年(1933年)。

店名の由来は、時計で六時は長針と短針がまっすぐになることから、「まっすぐ正直な心で商売をしよう」という思いで命名されたそうです。

タルトの販売店として県内屈指の有名店。

取り扱い店舗は公式サイトによると松山市勝山町にある本店の他、道後店、松山三越、いよてつ高島屋が掲載されていました。

今回は本店を訪問。

こちらは1993年に創立60周年を記念して建てられた本社ビルに併設されています。

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日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

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