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金目鯛の照り焼き、刺身が贅沢に乗った名物『室戸キンメ丼』!【料亭 花月】(高知県室戸市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2020年8月24日(月)

目次

料亭 花月

高知県室戸市にある、大正14年(1925年)創業の老舗『料亭 花月』。

お店は室津港のすぐ近くにあり、室戸沖で水揚げされた新鮮な魚介類が味わえる人気の料亭。

春は浜アザミの天ぷら、夏はながれこ(トコブシ)、秋は伊勢エビ料理、冬はクエ鍋、そして土佐捕鯨発祥の地である室戸ならではの鯨料理を古くより揃えているとのこと。

「ニッポン旅×旅ショ-」、「はなまるマーケット」、「秘密のケンミンショー」など、メディアにもよく紹介される有名店のようです。

今回こちらのお店へ訪れた目的というのが、室戸市の名物として知られる『室戸キンメ丼』。

室戸キンメ丼とは

室戸キンメ丼については、地元の食材を使った料理を通じて人と人とを紡ぐ「むろと海野食の会」の公式サイトに詳しく書いてありました。

四国東南地域に位置する室戸市、安芸市、阿南市で観光など連携、協力する「AMA (あま)」の取組の一環として、それぞれ独自のご当地丼を官民で開発することになったそうです。

阿南市は日本一の漁獲量であるハモを使った丼、安芸市はちりめん丼、そして室戸市は漁獲量西日本一(全国では静岡、千葉、神奈川に次ぐ4位)の金目鯛を使った「室戸キンメ丼」を開発。

2012年2月6日より室戸市内10店舗の飲食店で同時に発売を開始。

以下のように明確なルールが設けられているものの、お店によって味付けや刺身の種類など、スタイルは様々。

《室戸キンメ丼のルール》

●正式名称は「室戸キンメ丼」とする。
●室戸沖でとれた金目鯛を使う。
●ご飯に「室戸産金目鯛の照焼き」と「地魚の刺身」をのせる。
●各店独自の「金目鯛のダシ」をつける。
●具材は高知県産にこだわる。

金目鯛は深海に生息している魚のため、漁場は陸から遠いことがほとんど。

高知県の東部地区は急峻な海底地形のため、近場の水深が深くなっていることから、日戻りでの漁が可能になるそうです。

そのため室戸で水揚げされる金目鯛は鮮度抜群。

金目鯛といえば高級なイメージですが、室戸キンメ丼はお手頃価格で気軽に楽しめるので、室戸へ来たら必ず食べたい名物。

室戸キンメ丼の提供店は、むろと野食の会のホームページに現在8店が掲載されていました。

その中でも人気店として有名なのが今回訪れた『料亭 花月』。

こちらのお店のキンメ丼は、照り焼きだけでなく、刺身の金目鯛も乗せてあるという情報を目にし、特に行ってみたかったお店です。

基本は夜のみの営業のようですが、前日までの予約で昼食もいただけるそうなので、訪問日の3週間前くらいに予約の電話を入れておきました。

アクセス

駐車場はお店の前にありましたが、離れた場所にもいくつかあるようです。

混雑状況

この日は平日の月曜日、お店には開店時間&予約時間の11時より少し前に到着。

既に営業中の看板が掛かっていたので店内に入り、2階の席へと案内していただきました。

すでに先客もいて、後からもちらほらお客さんは増えましたが、やはり平日というのもあってかなり空いていました。

メニュー・商品ラインアップ

メニューには金目鯛、うつぼ、クジラ、マンボウなど高知らしい海鮮が色々並びますが、特に金目鯛系のラインナップは豊富。

9/30まで開催されているスタンプラリー企画のため、この時はシイラのメニューも沢山用意されていました。

今回は目当てのキンメ丼と、夏季限定(4〜8月くらい?)のながれこの刺身、マンボウのフライを注文。

感想

【室戸キンメ丼】1700円(税込)

分厚く大ぶりな照り焼き、刺身が乗った贅沢なキンメ丼。

刺身の内訳は金目鯛、ハガツオ、オキザワラだそうです。

金目鯛の刺身は身がプリップリ、結構淡白で上品な味わい。

ハガツオは程よく脂が乗っており、柔らかく滑らかな舌触り。

オキザワラはカマスサワラという魚。

しっとりとした身質、あっさりですが旨味はやや濃くて特に美味しかったです。

照り焼きは優しめの甘辛い味付けで、身はほろっと崩れる柔らかさ、脂はそんなに多くなくあっさりとした味わい。

照り焼きの下のご飯にはタレと錦糸卵、鰹節がかかっていて、これを照り焼きと一緒に食べると旨味が引き立ち、驚きの美味しさでした。

あら汁はスッキリと上品な出汁に、目の周りのトロトロした身も楽しめました。

最後は少し身を残してお茶漬け。

照り焼きのタレが出汁と合わさり、良い感じに甘さが効いてとても美味しく、最高の〆になりました。

【ながれこの刺身】1200円(税込)

ながれこは、アワビの仲間の「トコブシ」という貝の別名。

名前の由来は移動速度が流れているかのように速いからだそうです。

見た目はアワビそのものですが、サイズはあわびの子供くらいの大きさにまでしかならないようです。

浅瀬の海に生息しているので、海で泳いでいるとたまに岩場で目にします。

さっきまで生簀にいたらしく、刺身は少しウネウネと動いていました。

身はコリコリシャキシャキとした歯応えのある食感で、磯の香りと共に広がる旨味。

肝は意外にもクセや苦味が無く、濃厚クリーミー。

やっぱりアワビに近い印象の味わい。

とても美味しくて、これは本当に注文しておいて良かったです。

【マンボウのフライ】800円(税込)

意外に食べると美味しいマンボウ。

食べる機会は少ないので、メニューにあるのを見かけると、ほぼ必ず注文してしまいます。笑

脂が乗ってプリプリと弾力が強く、クセも臭みもなく美味しいです。

タルタルソースが添えられていましたが、提供時に持ってきてくれたソースで食べる方が好みでした。

室戸の海の幸、堪能できました。

以前も一度別のお店で食べたことがありますが、やっぱり大好きです『室戸キンメ丼』!

帰りには1階でキンメくじというのを引きました。

特等、2等、3等、4等があり、それぞれで大きさが異なる金目鯛のぬいぐるみが当たります。

このくじと丼がセットになったメニューというのもありました。

1回1000円となかなかの値段なのですが、一番ハズレの4等でも約33センチという、そこそこ大きいぬいぐるみが貰えるのでむしろお手頃価格です。

同行者と1回ずつ引いて残念ながらどちらも4等でしたが、良いお土産になりました!

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://ryoteikagetu.wixsite.com/muroto

食べログ

料亭 花月

0887-22-0115

高知県室戸市室津2586 

https://tabelog.com/kochi/A3902/A390203/39004106

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