訪問日:2024年9月20日(金)
志じみ茶屋 湖舟

滋賀県大津市、石山寺の門前にある郷土料理店『志じみ茶屋 湖舟(こしゅう)』。
創業は昭和36年(1961年)。
こちらは同じく石山寺の門前にあり、滋賀の郷土食である「ふなずし」をはじめ、「ふなずしパイ」や「ふなずしパウダー」などの関連商品や、滋賀に関係する商品を通販や店頭販売で取り扱っているお店「至誠庵」の姉妹店とのこと。
「志じみ釜めし」や「うなぎ料理」、「ふなずし」など地産地消を活かした料理を提供している人気店で、メディアでもよく紹介されているそうです。
今回は注文を聞いてから炊き始め、おこげが香る炊き立てが楽しめる看板メニュー『志じみ釜めし』が目当て。
お店がある石山寺山門前の駐車場には縄文時代に人々が食べた貝の殻が捨てられて堆積した「貝塚」があり、東西約20m南北約50mにわたって貝層が堆積した「石山貝塚」は淡水産貝塚で日本最大の規模を誇るとのこと。
『志じみ釜めし』は何かこの地にふさわしい味をと考案され、創業の翌々年である昭和38年に販売開始されたメニューだそうです。
アクセス
場所京阪石山坂本線「石山寺駅」から徒歩12分くらいの距離。
駐車場は石山寺観光駐車場(有料)になりますが、料金は600円かかります。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には14時10分頃に訪問。
この時先客は2組くらいで空いていました。
メニュー・商品ラインアップ




今回は目当ての『志じみ釜めし』の他、ふなずしのうなぎバージョン「瀬田丸」も注文しましたが、こちらは残念ながら品切れとのこと。
なので『志じみ釜めし』のみ注文!
釜飯は提供までに待ち時間が結構あり、大体25分くらいかかった印象です。
感想


【元祖志じみ釜めし】2000円(税込)
内訳は釜飯、志じみ汁、季節おばんざい4種、香物。
釜飯には海外産の剥き身、志じみ汁の殻付きシジミは琵琶湖産の「セタシジミ」を使用しているそうです。
セタシジミとは
日本本土の在来種のシジミには汽水性の「ヤマトシジミ」と淡水性の「マシジミ」、「セタシジミ」の計3種が生息。
その中でも「セタシジミ」は元々琵琶湖水系にしか生息していない固有種で、八郎潟、河口湖、諏訪湖などにも人為的に移植された実績があるとのこと。
殻が厚くて身にコクがあり、みそ汁、しぐれ煮、しじみ飯等、家庭の味として古くから親しまれ、琵琶湖の特産品としても有名。
「セタシジミ」の漁獲量はかつて琵琶湖漁業全体の漁獲量の50%以上を占める重要な漁獲対象種だったそうですが、昭和32年の6072トンをピークに、昭和61年以降には300トンを割り込み、平成19年にはピーク時の約120分の1の52トン、令和元年は41トンと減少を続け、現在とても貴重になっているとのこと。
現在資源回復のために生息環境を整えて種苗(稚貝)を放流し、規定サイズを設けて資源保護に努めているそうです。
冬から春にかけてが収穫時期であることから「寒シジミ」と呼ばれ、特に産卵を控えた3・4月は身が肥えて最も美味しくなるそうです。
釜飯にセタシジミを使用していないのは、漁獲量が低迷を続け貴重になっていることから、この価格での提供が難しくなってしまうことが理由のようです。

シジミの身は上に乗っているものがほとんどなので、おこげも剥がしつつ全体を軽く混ぜてからいただきました。
とても優しくて素朴な味付けですが、シジミの旨味と風味はご飯全体に絡み、身は旨味が濃厚。
香ばしいおこげはかための食感ですが、味に深みが出てとても美味しいです。
志じみ汁は写真ではわかりませんが結構たっぷりシジミが入っていました。

季節のおばんざい4種はこんな感じ。
柿は小さくて可愛いですが、本物ではなくて白餡入りのお餅で良いデザートになりました。


同行者の「うなぎ釜飯」は3000円(税込)とうなぎを使ったメニューとしてはお手頃価格。
少しだけシェアしていただきました。
こちらはおこげが少なめでしたが、香ばしい蒲焼の風味がご飯にも移っており、身もふっくらとしてとても美味しかったです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://www.shijimimeshi-koshu.com
食べログ
志じみ茶屋 湖舟
077-537-0127
滋賀県大津市石山寺3-2-37
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