訪問日:2019年5月2日(木)
「かつおのまち」として知られる鹿児島県枕崎市
枕崎市の公式サイトによると、枕崎市は全国の約5割を占めるという「かつお節」の日本一の産地。
「かつおのまち」として「かつお節」をはじめ、枕崎漁港に水揚げされる一本釣したかつおを船上で活き締めした後に急速冷凍した「枕崎ぶえん鰹」というブランドかつおも2005年に誕生。
昔から枕崎では塩をしていない新鮮な魚を「ぶえん(無塩)」と呼んでいたことから、「ぶえんのように新鮮な」という意味を込めて命名されたそうです。
弾力性のあるモチモチとした歯応えがあり、生臭さのない爽やかな味、鮮やかな赤身が特徴とのこと。
枕崎市の飲食店では定番の「刺身」や「かつおのタタキ」だけでなく、「枕崎鰹船人めし」や「枕崎鰹大トロ丼」、「かつおラーメン」、「ビンタ料理」、「勝男武士カレー」など、かつおを使った様々なご当地グルメが楽しめます。
だいとく

今回訪れたのは、鹿児島県枕崎市にある、枕崎産かつお料理や、鹿児島県産六白黒豚「鹿籠豚(かごぶた)」を使った様々な名物料理が楽しめるお店『だいとく』。
創業年などお店の詳細はよくわかりませんでしたが、かつお料理を食べるにあたって色々お店を調べた際、こちらのお店は特にかつおメニューが豊富で惹かれました。
アクセス
最寄りは枕崎駅で徒歩6分ほどの距離。
駐車場は店前3台と、少し離れたところに第2駐車場があるようです。
混雑状況
この日はゴールデンウィークの祝日木曜日、お店には12時半頃の訪問。
何組か外待ちがありましたが、すぐに案内されて待ち時間は数分でした。
メニュー・商品ラインアップ






メニューはゴールデンウィーク仕様で、かつおと鹿籠豚中心になっていました。
かつお料理だけでも色々ありますが、今回特に食べたかったのが『枕崎鰹船人(ふなど)めし』と『かつおラーメン』。
両方楽しめるセットがあったので、それを注文!
感想

【ミニかつおラーメンセット】1300円(税込)

麺がのびるのでまずはラーメンから。
具材にはたっぷりのゴマ、ネギ、カマボコ、ワカメと、チャーシューではなく漬けのかつお。
スープの出汁には枕崎産最高級本枯節を使用。
かつおの風味と旨味がぶわっと広がる、豊かな味わいの和風スープ。
少し油が浮いており、コクがありつつあっさりとした優しいラーメン。
麺はモチッとしたコシのある中細ストレート麺。
かつおの身はすぐに火が通ってしまい白くなりましたが、これはこれでまた美味しいです。

次は枕崎鰹船人めし。
枕崎鰹船人めしとは
鹿児島県商店街グルメグランプリ「Show-1GP」で、2011、2012年と2年連続で王者を獲得し、2013年には殿堂入りしたというご当地グルメ。
かつお船の船乗りが船の上で食べたという料理を現代風にアレンジしたもので、かつおをふんだんに使った茶漬け風の丼。
だいとくの店主を中心に、枕崎市通り会連合会が考案したものだそうです。
市内の飲食店いくつかで提供されており、定義は以下の通り。
1. 枕崎産鰹節と昆布の合わせ出汁を使用
2. トッピングにかつおの切り身(ぶえん鰹、生かつお)を使用
3. 枕崎産のかつお節をトッピングにも使用
枕崎茶をかけたご飯の上に、鰹節、ネギ、錦糸卵、刻み海苔、梅干し、あられ、かつおの漬け、わさび、大葉刻み?をトッピング。

食べ方説明書があるので従って食べ進めました。
おすすめとこだわりの2種類の食べ方があるので、今回はおすすめで。
まずは丼に本枯節の出汁をたっぷりと。
出汁だけでなく具材にかつおの切り身、かつお節も入っているので、とにかくかつおの味わいが濃厚な茶漬け。
かつお大爆発状態です。(?)
次は別皿のかつおのごまマヨ和えと、かつおせんべいを割ってトッピング。
劇的な変化はないものの、少しコクが増して、まろやかで重厚な味わいに。
より美味しくなりました。
ただかつおの身は茶漬けで食べるよりも、そのまま食べる方が美味しさを楽しめたかもしれないので、こだわりの食べ方に従い、最初は丼として食べた方が良かったかもしれません。
枕崎産かつお堪能できました!
こちらのお店では「日本最南端 終着駅弁当」という、かつおと鹿籠豚を両方楽しめる予約制のメニューが特にオススメらしいので、いつか食べてみたいです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
だいとく
0993-72-0357
鹿児島県枕崎市折口町17
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