訪問日:2019年4月29日(月)
高千穂峡 千穂の家

宮崎を代表する絶景・観光スポット「高千穂峡」。
阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が冷え固まり、長年五ヶ瀬川によって侵食されてできた断崖が東西に約7kmに渡って続く峡谷。
1934年には国の名勝・天然記念物に指定されており、高千穂峡のシンボルである「真名井の滝」は「日本の滝百選」に選定されています。

そんな高千穂峡は「流しそうめん発祥の地」としても有名で、元祖といわれているお店が昭和30年(1955年)に創業した『千穂の家』。
当時の新聞各社の支局員が屋外でそうめんを湯がき、高千穂峡の冷水にさらして食べて涼を得たということを記事にし、それを見た千穂の家の社長が、試行錯誤の末に青竹の樋(とい)を利用した「流しそうめん」を考案したそうです。


流しそうめんの元祖には諸説あるようで、他に有力な候補とされているのが、岐阜県郡上市の白鳥町にある昭和37年(1962年)に創業した「阿弥陀ヶ滝荘」。

こちらのお店で流しそうめんが誕生した背景については調べてみてもよくわからなかったのですが、「元祖流しそうめん発祥の地」という石碑が設置されています。
今回は観光目当て高千穂峡を訪れましたが、せっかくなので流しそうめんも食べていくことにしました。
アクセス
混雑状況
この日はゴールデンウィークの月曜日、お店には9時前の到着。
開店は9時ですが、もうこの時すでに営業していました。
高千穂峡一帯には凄まじい数の観光客がいましたが、店内はこの時まだ空いていました。
メニュー・商品ラインアップ


本来は郷土料理とそうめんがセットになった定食が食べたかったのですが、まだこの時提供可能なのはそうめんのみ。
残念でしたが、今回はそうめんだけ食べていくことにしました。
そうめんは一人前500円(税込)。
感想

つゆが提供された後、お店の方の合図とともにそうめんが流れてきます。
こちらの水は近くにある玉垂れの滝の清水を引っ張ってきたものだそうです。

そうめんは少し柔目のツルシコ食感。
いりこ、鰹節、昆布などからとったつゆは生姜が効いていてサッパリとした味わい。

今回は4回流して終了。
取りきれなかった分はザルに乗せて最後に持ってきてくれます。
久しぶりに流しそうめんを食べましたが、美味しいですし、何より楽しいですね。

帰り際には入口のところで売っていた焼団子、高千穂峡名物『渓谷だんご』も購入。
こちらは一本350円(税込)でした。

表面はこんがりパリッと焼き上げてあり、中はやんわりもっちりと。
くるみの味噌ダレが甘くて濃厚、団子と相性抜群で美味しかったです。
この日は人が多すぎて少し疲れましたが、やっぱり綺麗です高千穂峡!
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
千穂の家
0982-72-2115
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字向山62-1
コメント