訪問日:2025年5月15日(木)
オリーブサーモンとは

オリーブハマチ、オリーブマダイに次ぐオリーブ水産物として新たに開発された、香川県のご当地サーモン「オリーブサーモン」。
2011年の東日本大震災により、東北沿岸部のサーモン養殖漁場が打撃を受けて東北内陸部の稚魚生産者が出荷先を失い、それを知った香川県の漁業関係者が被災地支援の意味も込めて稚魚を購入したことが香川でのサーモン養殖のはじまり。
元々は「讃岐さーもん」という名前で養殖されていましたが、小豆島の特産品である「オリーブ」の葉の粉末を添加した専用の配合飼料を規定の日数与え、県内の海面で育成したサーモントラウトを「オリーブサーモン」として、令和6年4月から本格販売が開始。
オリーブの葉にはポリフェノールの一種「オレウロペイン」が豊富に含まれていることから、サーモンに適度な脂のりとさっぱりとした味わい、歯切れのよい食感への肉質改善が期待されており、鮮やかなオレンジ色でプリプリとした身質、魚独特の臭みが少ないさっぱりとした味わいが特徴とのこと。
オリーブサーモンの養殖は、東かがわ市、さぬき市、直島町、坂出市の計6業者で行われており、4月から5月までの約2ヶ月間の期間限定で出荷されています。
ワーサン亭


今回訪れたお店は、香川県東かがわ市の引田にある『ワーサン亭』。
こちらは平成16年に東かがわ市と引田漁業協同組合の出資により設立された「株式会社ソルトレイクひけた」が運営しています。
日本で初めてハマチ養殖の事業化に成功した「安戸池」のすぐそばにあり、ハマチをはじめ4~5月は「オリーブサーモン」、冬は「ひけた鰤」なども提供しているとのこと。
お店が入っている施設「ワーサン」は1階が直売所、2階がレストラン『ワーサン亭』。
周辺には同じ運営会社による海と魚の体験学習館「マーレリッコ」や、ハマチ・カンパチ・ヒラマサ・タイなどの放流魚釣り体験が楽しめる釣り堀「フィッシュフック」も併設されており、食事や釣りが楽しめる複合観光施設になっています。
アクセス
場所はJR引田駅から徒歩30分弱の距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には開店時間の10時半に訪問。
開店直後なので、この時先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ



今の時期に確実に提供しているのか事前確認をしていなかったので、メニューに「オリーブサーモン」を見つけて一安心。
ハマチと両方楽しめるメニューがあったのでこちらを注文しました。
感想

【サーモン・ハマチ2色盛刺身定食】1700円(税込)

刺身はそれぞれ5切れずつのっており、厚みもあるカット。
まずはオリーブサーモンをいただきました。
身の色味は鮮やかなオレンジ色で、柔らかくモチモチとした食感。
クセや臭みは感じず、程よい脂を感じるまろやかで上品な味わい。

ハマチの方はプリプリモチモチしたやや弾力のある食感。
こってりとした味わいも楽しめる一方で、くどさを感じない後味が印象的で、どちらの刺身も美味しかったです!
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
ワーサン亭
0879-33-2800
香川県東かがわ市引田4373
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