訪問日:2025年5月16日(金)
全国2位の生産量を誇る愛媛のブリ養殖
愛媛県と大分県の間にある豊後水道の愛媛県側「宇和海」の沿岸は、変化に富んだ複雑な構造のリアス式海岸が発達しており、入り江を利用した養殖漁業が盛ん。
ブリ、マダイ、真珠など、様々な種類で全国トップクラスの生産量を誇ります。
愛媛県の養殖ブリ生産量は年にもよりますが、ここ近年は鹿児島県、大分県に次いで3位が多く、令和5年は順位を上げて2位なっています。
愛媛県でのブリ養殖は、流れ藻に寄り添って生活している「もじゃこ」と呼ばれるブリの稚魚を利用して約2年間かけて育成し、活魚やフィーレ等に加工して出荷しています。
未だ天然の稚魚を使った方法が主流のため、天然資源保護のために完全養殖技術の確立や、養殖に適した稚魚を大量に安定的に生産するための技術開発に取り組んでいるとのこと。
養殖ブリは様々なブランド化も行われており、「戸島一番ブリ」、「媛ぶり」、「みかんブリ」、「みかん愛ぶり」など、実に多種多様なブランドブリが誕生しています。
道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場

今回訪れたのは、愛媛県宇和島市弁天町にある『道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場』。
オープンは2009年4月26日。
「きさいや」は南予地方の方言で「来てください」を意味するそうです。
運営は指定管理者制度により「株式会社うわじま産業振興公社」が行っているとのこと。

新鮮な海産物や農産物、特産品、お土産など豊富な商品を販売しており、手作りパン工房や、揚げたてのじゃこ天が食べられる「河内屋蒲鉾 あげたて家」、また西日本で唯一という「ロイズ」の通年販売店など、様々なお店が入っていることが特徴。

セルフサービスのフードコート「郷土料理 食のひろば」では、「かどや」・「ほづみ亭」・「宇和海前わびすけ」といった地元の名店3店が出店しており、絶品の郷土料理が楽しめます。
ほづみ亭

今回はこちらのフードコートにある『ほづみ亭』へ。
『ほづみ亭』は愛媛県宇和島市新町にある郷土料理店で、元々は旅館として創業したそうですが、料理屋に業態変更したのは三代目の1976年の頃。
正確な情報は調べてもわかりませんでしたが、旅館時代から合わせて100年くらいの歴史があるお店のようです。
「ミシュランガイド広島・愛媛 2018 特別版」ではミシュランプレートを獲得、食べログの居酒屋百名店には2021年と2024年に選出されています。
新町の本店では鯛めし、さつま飯、じゃこ天など愛媛名物を豊富に取り揃えていますが、こちらのフードコートでは海鮮丼メニューが充実しています。
今回は第一回全国丼グランプリのご当地丼部門で金賞を受賞した「ぶり炙り丼」を食べに行ってきました。
アクセス
場所はJR宇和島駅から徒歩約15分の距離。
駐車場は200台分以上あるとのこと。
混雑状況
この日は平日の金曜日、12時40分くらいに訪問。
この時フードコートは客入り3割くらいの印象。
メニュー・商品ラインアップ






注文は券売機で食券を購入したら自動的にオーダーが通っているので、席で待ち、番号が呼ばれたら料理を受け取りに行く流れ。

実は訪問前はわびすけの「みかん鯛月見丼」も食べたかったので、どちらにしようか考えていましたが、この時みかん鯛は売り切れ?で販売していなかったので、迷わず『ぶり炙り丼』を注文!
感想


【ぶり炙り丼】1100円(税込)
ブリの身は白くて見本写真よりもしっかり火が通っている印象ですが、表面にはこってりとした脂が溢れ、ホロホロとプリプリが合わさったミディアムくらいの柔らかな食感。
タレは程よい甘さにキリッと塩味が利いた濃口で、重厚なブリの旨みを引き立て、とろりとした温泉玉子とも相性抜群。
柚子胡椒を足すとピリッと爽やかな辛味が利いて、更に美味しくなりました。
お手頃価格でしっかり美味しい、素晴らしい海鮮丼でした。

『ほづみ亭』は新町の本店にも行ったことがありますが、特に鯛めしが絶品で以前からお気に入りです。
次回はダントツ人気NO.1という「ぶっかけ!ひぶりめし」を食べてみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
きさいや広場
0895-22-3934
愛媛県宇和島市弁天町1-318-16
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