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山梨が生産量日本一を誇る『すもも』を使った生ジェラートが絶品!【イルクルソーレ】(山梨県甲府市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年7月6日(日)

目次

フルーツ王国として知られる「山梨県」

山梨県では様々な果物が作られていて、特に「ぶどう」、「もも」、「すもも」は生産量日本一。

細長い平地を除いて傾斜地が多い複雑な地形であることや、降水量が少なくて日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きいこと、四方を高い山々に囲まれているため季節風の影響を受けづらく、大気が乾燥がちであること、土壌が沖積層・洪積層に覆われて肥沃であることなど、山梨県には果物栽培に適した条件が沢山揃っているようです。

江戸時代には「ぶどう」、「なし」、「もも」、「かき」、「くり」、「りんご」、「ざくろ」、「くるみ(または銀杏)」といった、甲斐国の代表的な8種類の果物を総称して「甲州八珍果」と呼ばれ、古くから果物栽培が盛んな地域と伝えられていたとのこと。

「すもも」の歴史

日本のすももは弥生時代に中国より渡来したと考えられており、万葉集にも詠まれ、江戸時代に入ると各地方に栽培が広がり、明治時代には「巴旦杏(はたんきょう)」や「牡丹杏(ぼたんきょう)」と呼ばれるようになったそうです。

山梨県でのすもも栽培は、江戸時代の嘉永年間に長崎から苗木を持ち帰ったのが始まりといわれており、明治時代には現在の南アルプス市落合地区一帯が産地として知られるようになったとのこと。

1870年には現在の南アルプス市落合地区で栽培されていた「甲州大巴旦杏(こうしゅうだいはたんきょう)」という品種がアメリカに渡り、カリフォルニア州バークレーのケルシ氏の農場で栽培された後、品質の優秀さが認められ「ケルシージャパン」として大正時代末期に日本に戻ってきたのが、現在の「ケルシー」という品種。

大正時代には「ソルダム」などの品種が日本に導入され、戦後には「大石早生李」なども生まれ、全国に広がっていったそうです。

昭和40年代に入ると水田や桑園から果樹園に転換する作目の一つとして、現在の峡東地域(山梨市、笛吹市、甲州市)などを中心に県全体へ広がっていき、記録が残されている昭和54年から現在まで山梨県のすもも生産量は日本一を誇るとのこと。

2012年に世界一重いすももとして認定された「貴陽」や、山梨県のオリジナル品種「サマーエンジェル」など、様々な品種が栽培されており、品種によって異なるものの収穫時期は大体6月~9月上旬になります。

イルクルソーレ

今回訪れたお店は、山梨県甲府市のJR甲府駅近く、朝日通り沿いにあるジェラテリア『イルクルソーレ(gelateria il cursore)』。

オープンは2017年5月。

フルーツ王国である山梨県のとれたて果物を、加熱したりせず皮ごと「生」の美味しさを表現したソルベ系ジェラート「甲州生ジェラート」がコンセプト。

元々現在地の斜め向かいにあったそうですが、2022年8月8日に移転し、イタリアンレストランの「トラットリア ピッツェリア チリンドロ」と併設する形でリニューアルオープンしたとのこと。

桃やぶどうとは異なり、すももの場合は生の果実を使ったパフェなどのスイーツや、すももに特化したスイーツ店などは探してみてもあまり出てきません。

しかしこちらのお店では毎年山梨県産のすももを使ったジェラートを提供しているので、とても気になり今回初訪問。

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