訪問日:2020年10月15日(木)
林万昌堂

京都の河原町に本店を構える、老舗の甘栗専門店『林万昌堂(はやしまんしょうどう)』。
現在の本店がある京都市下京区四条通寺町東入ル御旅町3番地にて、明治7年(1874年)に創業。
当時の屋号は「くわいや武兵衛」だったそうです。
現在のような甘栗専門店としての営業を開始したのは大正時代とのこと。
現在は本店のほか、タカシマヤ、伊勢丹、大丸、阪急など数多くの百貨店で販売しているそうです。
オンラインショップでの購入も可能。

こちらのお店の公式サイトには甘栗の歴史についても色々書いてあり、とても勉強になりました。
栗は古代中国の文献「詩経」や唐代の「礼記・内則」などにも登場し、6000年も前から親しまれていたそうですが、当時は焼き栗や棗(なつめ)の実と合わせて飴にするといった方法で食べられていたそうです。
現在のような甘栗が食されるようになったのは、元の時代の13世紀頃で、当時の文献に「糖炒栗子」という記述があるとのこと。
その内容は麦芽糖に栗を混ぜて砂と一緒に釜で焼くという方法で、これは林万昌堂が受け継いでいる甘栗の製法とほぼ同じだそうです。
そんなに古くから、現在に伝わる製法が存在していたんですね。
日本に甘栗が伝来したのは1900年代で、神戸の南京町から徐々に日本中に広まったそうです。
日本で一般的に呼ばれる「天津甘栗」は日本独自の呼び方らしく、中国で収穫された栗が天津の港から出荷されていることが由来だとか。
栗には日本産の和栗や中国栗、西洋栗、アメリカ栗など色々ありますが、和栗は水分が多い、甘さが弱い、渋皮が剥きにくいなどの理由で甘栗に向かないらしく、使われるのはほとんどが中国産。
林万昌堂では「河北栗子」と呼ぶ、中国河北省秦皇島市青龍満族自治県産の栗を使用しているとのこと。
「河北栗子」は中国国内でしか生産できない品種で、栄養豊富で果肉の甘みが強く、渋皮が剥きやすいため甘栗に最適だそうです。
栗は収穫時期ごとに早生栗、中生栗、晩生栗の3つに分類され、林万昌堂では最も甘栗に適した中生栗を使用。
毎年この時期は新栗が販売されますが、今年は10月14日より販売開始。
今回はその新栗目当てでの訪問です。
そしてこれは後から知った情報ですが、国産の新栗を使った甘栗も9月20日より期間限定で販売しています。
和栗は渋皮が剥きにくいのが難点ですが、その渋皮が簡単に剥ける「ポロタン」という品種を使っているそうです。
和栗は日持ちがしないため、オンラインショップでは販売しておらず、京都の店舗でのみ販売されているとのこと。
今回は京都の本店へ行ってみることにしました。
アクセス
本店は四条通りと新京極通りの交差点近く。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は平日の木曜日、16時半頃に訪問。
この時待ち列などはなくすんなり購入できました。
メニュー・商品ラインアップ



甘栗はその日焼き上げたもののみを販売しているそうです。
この時まだ和栗も河北栗子も残っていました。
販売商品は甘栗の他にも、甘栗納糖、チョコマロン、栗あいすなど、様々な栗菓子を販売しています。
感想

今回は通常粒の1.5倍の大きさという河北栗子の厳選大甘栗を200g、和栗を100g購入。
厳選大甘栗は200gで860円(税込)。
和栗は1000円〜計量次第で値段が変わり、103gになったので1030円(税込)でした。


上は河北栗子、下は和栗です。
どちらも基本ポロっと渋皮が剥けますが、果肉がぎっしり詰まったものいくつかは剥きにくかったです。
粒の大きさはどちらもそんなに差がないのですが、中身を取り出すと違いは一目瞭然。

河北栗子は茶色で、和栗は黄色。
食べ比べてみると、味も結構異なりました。
河北栗子はしっとりほっくりした食感で、まろやかでコクのある甘さ。
和栗は少しかための食感で粉っぽい舌触り、甘さ控えめであっさりしていますが風味豊か。
河北栗子は食べ馴染みのあるタイプですが、和栗は少し独特。
河北栗子の方が味が好みで、値段も格段に安かったですが、和栗は和栗で、甘栗にして食べるとこんな感じなのかと面白かったです。
これは買っておいて正解でした。
また今度は栗あいすなども買ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://www.hayashi-mansyodo.jp
食べログ
甘栗の老舗 林万昌堂 本店
075-221-0258
京都府京都市下京区四条通寺町東入ル御旅宮本町3

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