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新潟を代表するご当地グルメ『燕三条背脂ラーメン』の元祖!【杭州飯店】(新潟県燕市)

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訪問日:2023年8月5日(土)

目次

『燕三条背脂ラーメン』とは

新潟あっさり醤油ラーメン、長岡生姜醤油ラーメン、新潟濃厚味噌ラーメン、三条カレーラーメンと共に「新潟五大ラーメン」の一つに数えられる『燕三条背脂ラーメン』。

『燕三条背脂ラーメン』はその名の通り、新潟県の燕市と三条市を中心に提供されているご当地ラーメン。

「燕三条背脂ラーメン」、「燕三条系ラーメン」、「燕背脂ラーメン」など様々な名称で呼ばれていますが、個人的には『燕三条背脂ラーメン』という名称が一番しっくりきてお気に入り。

特徴は煮干しなどの魚介出汁が効いた濃口の醤油スープ、麺はうどんのような極太麺、表面を覆うたっぷりの背脂に、チャーシュー、メンマ、そして刻み玉ねぎなどがトッピングされる、かなり個性的なラーメン。

その歴史は、昭和7年(1932年)に中国の浙江省出身の徐昌星さんが来日し、燕の中央通りに屋台を構えたのが始まりとのこと。

翌年の昭和8年(1933年)には燕駅の近くに店舗を構え「福来亭」をオープン。

当時のラーメンは薄味のスープに細麺だったそうですが、現在の朝日町や幸町付近には金属加工工場が数多くあり、汗をよくかく工場で働く人達からの要望で、少しずつ味をしょっぱくしていったのが昭和12年(1937年)頃。

ただしょっぱくするだけでなく、中国では一般家庭料理でも使われていたという背脂を入れることを思い付き、味に甘味とまろやかさを出して、より満腹感を得られるようにしたとのこと。

麺が太くなったのは2代目が入った昭和39年(1964年)頃。

当時1日で800杯くらいの出前をしていたそうですが、人手不足で配達が遅れ、麺が伸びてしまうため、伸びにくい太麺を考案。

昭和58年(1983年)には長ねぎの価格が高騰したために玉ねぎに変更したそうです。

燕の産業や時代の流れとともに、現在の形に少しずつ変化してきたという『燕三条背脂ラーメン』。

「福来亭」で修業をし、独立していった数多くの弟子だけでなく、様々な食堂やラーメン店にも製法を伝えたそうで、燕市、三条市のお店などに広まっていったそうです。

「福来亭」は既にありませんが(独立した暖簾分けのお店などは現存)、昭和52年(1977年)にオープンした福来亭別館「杭州飯店」が現在も営業しており、元祖のお店として全国的に知られています。

また2022年3月には「背脂ラーメン」として文化庁の「未来の100年フード部門〜目指せ、100年!〜」に認定されたそうです。

個人的に新潟のご当地ラーメンの中では一番好きなラーメンなので、新潟に行ったら必ず食べたくなります。

杭州飯店

今回訪れたのが上述の燕三条背脂ラーメン発祥の店『杭州飯店』。

2015年に一度訪れたことがあり、とても美味しかった思い出のお店。

新潟県の食べログラーメンランキングでは常に県内ランキングの上位で、ラーメン百名店にも2020~2023年に4年連続で選出されています。

今回初めて燕三条背脂ラーメンを食べる同行者がいたので、やはりこちらのお店は必食と思い、私自身の原点回帰も兼ねて再訪問。

アクセス

場所は西燕駅から徒歩10分くらいの距離。

駐車場は店舗横にありました。

混雑状況

この日は土曜日、お店には開店20分前に到着。

この時既に開店待ちで17~8人くらいの行列。

この後続々とお客さんが増えていき、開店時には40~50人くらいの大行列になりました。

店内は結構広いので1巡目で入れましたが、提供までに30分くらい待ち時間がありました。

メニュー・商品ラインナップ

メニューは背脂ラーメンの「中華そば」の他、麻婆メンやカレーそば、タンメンなど色々あったと思いますが、メニューの数が少なくなっていました。

しかし食べログなどに掲載された過去の写真を見ると、メニューに①、②、③などが書いてあり、内訳が異なるので、日によって変わるのかもしれません。

今回は『中華そば』と、人気という『餃子』も注文!

感想

【中華そば】900円(税込)

煮干し系の魚介の旨味が効いた濃口の味わい、表面をビッシリと背脂が覆い、ペタペタとしたオイリーな口当たり。

麺は自家製、まさにうどんや、二郎系ラーメンのような印象を受ける極太麺。

モチモチとした柔らかさとコシを兼ねた食感もうどん寄りで、スープとよく合い美味しいです。

チャーシューはかためでパサパサとした質感。

あとはメンマと刻み玉ねぎでシンプルです。

こんなに脂がたっぷりでも、意外に重さは感じず、あっさりと食べられるのが本当に不思議。

相変わらずの美味しさでした。

【餃子(2個)】400円(税込)

メニューでは2個と4個があり、なぜそんなに少ないのかと思いますが、実際サイズを目の当たりにして納得、かなり大きいです。

全体が油をたっぷり纏ってペタペタ、こんがりと香ばしい焼き目に、皮は見た目の印象よりも薄めでモッチリした食感。

中には餡がギッシリ詰まっていて、謎の例えですが、なんだか肉まんと餃子の間のような味わい、少し個性的でこちらも美味しかったです。

私が退店した11時40分頃も30人くらい外待ちが出来ていて、早めに来て本当に良かったです。

訪問日は8月、この日も気温が高かったので、行列はしんどいですね。

これからも続いていって欲しい新潟の名店、また来ます!

ご馳走様でした!

公式サイト等

食べログ

杭州飯店

0256-64-3770

新潟県燕市燕49-4 

https://tabelog.com/niigata/A1501/A150102/15000002/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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