訪問日:2023年9月18日(月)
「あんまき」とは
愛知県知立市(ちりゅうし)の名物として知られる「あんまき」。
知立市の公式サイトや、「あんまき」の有名店「藤田屋」の公式サイトによると、「あんまき」が誕生したのは江戸時代のこと。
知立はかつて「池鯉鮒(ちりゅう)」と呼ばれ、東海道五十三次の宿場町、木綿市と馬市で栄えたとのこと。
「池鯉鮒」という名前は御手洗池という池に鯉や鮒が多くいたことが由来といわれているそうです。
江戸時代には土壌に適した麦の生産が盛んだったことから、小麦粉を延ばして焼いて二つ折りにし、畑で採れた小豆を塩あんにして中に挟んだ物が「あんまき」の始まりといわれています。
知立神社の参拝客や、弘法山参りの人々、東海道を往来する旅人などに喜ばれ、広まっていったそうです。
市内にはいくつか販売店があったようですが、近年は減っているそうで、現在残っている中で特に有名なお店が「小松屋本家」、「藤田屋」など。
藤田屋

今回訪れたお店が、愛知県知立市山町小林の国道1号線沿いに本店を構える『藤田屋』。
創業は江戸時代だそうですが、あんまきの販売は1953年から始めたそうです。
店舗は本店の他、2023年12月に公式サイトを確認した時点で、名鉄百貨店B1F中央改札店、近鉄名古屋駅店、豊橋駅店、ららぽーと愛知東郷店、カラフルタウン岐阜店、御在所サービスエリア下り店、岡崎サービスエリア店、豊田上郷サービスエリア、知立駅店(駅改装により休止中)、刈谷ハイウェイオアシス店(不定期営業)が常設店舗として掲載されていました。
各地で期間限定の出張販売も行っていて、スケジュールは公式サイトに掲載されています。
今回は本店を訪問。
アクセス
場所は三河知立駅から徒歩11分くらいの距離。
駐車場は店前にありました。
混雑状況
この日は祝日の月曜日、お店には15時半頃に訪問。
この時先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインナップ
本店では和食・洋食・中華のメニューを100品揃えたお食事や宴会も可能だそうですが、2023年12月に公式サイトを確認した時点では休業中とのこと。

あんまきは定番の「あずき」だけでなく、「白あん」、「チーズ」、「カスタード」、「抹茶」、「栗」、「天ぷら」など種類豊富。
メニュー写真にはありませんが、本店限定商品として「クリーム&オレオ」という商品もありました。
公式サイトによると、他にも豊田スタジアム・瑞穂陸上競技場でグランパス試合開催時に販売される「グランパス大あんまき」という商品もあるそうです。
この時栗は売り切れ、今回は「あずき」、「白あん」、「天ぷら」の3種類を購入。
感想


【白あん】210円(税込)
【あずき】210円(税込)
【天ぷら】280円(税込)
こちらのお店では「大あんまき」という名前で販売していますが、その名の通り、本当にサイズが大きくてズッシリとした重量感があります。
たい焼きくらいの気分で3つ購入しましたが、正直1つだけでかなりお腹に来ます。笑
こちらのあんまきは大きくても最後まで美味しく食べられるよう、砂糖を入れすぎず控えめの甘さで作られているため、当日製造・当日出荷を行い、日持ちは翌日までになっているとのこと。

「あずき」は北海道十勝産小豆を100%パーセント使用した手作りの粒餡。
小豆の風味が広がるホックリとした食感で、コクのある丁度良い甘さ。
生地は優しい甘さでモッチリとしたしっかり食感。
中のあんこはたっぷり入っているのでかなり食べ応えがあります。
「白あん」の白餡は柔らかく滑らかな質感、あっさりと上品な味わいで生地の美味しさが際立ちます。

「天ぷら」は揚げたてではなく冷たいので、温めて食べる必要があるようですが、出かけた先のおやつとして購入したので冷たいまま食べることにしました。
こちらも小豆の餡で、生地は油の風味とコクが増したモチッとした食感。
やはり温めた方が良さそうなので、持って帰ってから食べたら良かったかなと少し後悔。
こちらはまた改めて購入し、次回は必ず温かい状態で食べたいと思います。
知立名物「あんまき」は今回初めて買ったので、次回は同じく有名店の「小松屋本家」のものも買ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
藤田屋 本店
0566-81-1284
愛知県知立市山町小林24-1
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