訪問日:2024年10月31日(木)
「サーターアンダーギー」とは
沖縄の代表的なお菓子の一つとして全国的に知られる「サーターアンダーギー」。
小麦粉、卵、砂糖などを合わせてこねて油で揚げた沖縄風のドーナツで、揚げることで球状の生地の片側が割れ、チューリップの花が咲いたような形になるのが特徴。
プレーンタイプの他、紅芋、田芋、黒糖、コーヒー、カボチャ、柑橘、ニンジンを混ぜ合わせたものなど、お店によってバリエーションも様々。
琉球王国時代に中国から伝わったと考えられているそうで、中国菓子の「開口笑(かいこうしょう)」や「開口球(かいこうきゅう)」というものに似ているそうです。
家庭のおやつとして食べられているだけでなく、大切な行事や儀礼などでも伝統ある琉球菓子として振る舞われているとのこと。
「サーターアンダーギー」という名前の由来は、沖縄の方言で「サーター」が砂糖、「アンダーギー」はアンダ(油)とアギ(揚げ)を合わせて、語尾を伸ばすことで「油で揚げたもの」という意味になるそうです。
「サーターアンダギー」という呼び名もよく使われている印象で、私もそっちの呼び名の方が馴染みがあります。
Wikipediaや農林水産省のサイトでは「サーターアンダーギー」という名前で掲載されていました。
沖縄に行ったら必ず食べたい、お気に入りのご当地グルメ。
歩 サーターアンダギー
今回訪れたお店は、沖縄県那覇市にある、市民の台所として昔から親しまれてきた「第一牧志公設市場」の2階で営業しているお店『歩(あゆみ)サーターアンダギー』。
創業は1992年。
様々なメディアに取り上げられた実績を持つ超有名店で、いつもすぐに売り切れてしまうことから「幻のサーターアンダギー」とも呼ばれています。
私は2018年に一度買いに行ったことがありますが、こちらのお店のものは本当に感動の美味しさで忘れられない味。
正直、今までは揚げたて以外はそんなに美味しいと思わなかったサーターアンダギーですが、こちらのお店は冷めたものでも美味しかったので他店との違いを実感。
サーターアンダギーへの見方が180度変わるキッカケになりました。
オンラインショップもありますが、沖縄に来たら必ず買いに行きたくなるお店です。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には11時50分頃に訪問。
市場内には観光客や修学旅行生たちが沢山いて大混雑。
まだ売り切れていないか心配でしたが、この時はまだ結構数が残っていました。
以前は取り置きが出来たそうですが、最近のネット情報だと取り置き不可になっていると書いてあったので、買いに行くなら絶対早めがいいですね。
ちなみに去年も沖縄旅行に行きましたが、その時は平日の15時頃に行ったものの、とっくに売り切れていました。笑
メニュー・商品ラインナップ
こちらのお店ではバラ売りが無く、5個入パックでの販売。
また味もプレーン1種類のみでとてもシンプルです。
今回は1パックのみ購入!
感想
【5個入】600円(税込)
こちらのお店のサーターアンダギーは独自で配合した小麦粉と沖縄県産卵の卵黄のみを使用し、生地を練る際に水を一切使用しないため、冷めてもかたくならないのが特徴とのこと。
ちなみに原材料と賞味期限はこんな感じです。
揚げたてではなく冷めた状態ですが、ザクッとした歯ごたえはあるものの、中はホックリとしてパサつきやかたさは感じず。
独特の香ばしさとまろやかな甘さがあり、シンプルなのにとても奥深い味わい。
一個当たりのサイズは大きいので5個一気に食べるのはなかなか大変ですが、前回はお腹も空いていたので、食べ出すと美味しくて止まらず、そのまま全て完食してしまう結果に。
しかし今回は少し残して持って帰り、温めた際の違いを楽しむことにしました。
温め方などは書いてなかったのですが、サーターアンダギーはトースターで温めるのがオススメという情報を目にし、1分くらい温めたら良い感じになりました。
外はサクッと中はフワッと食感になり、甘い香りも増して更に美味しくなる結果に。
これは残しておいて本当に良かったです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
歩
098-863-1171
沖縄県那覇市松尾2-10-1 第一牧志公設市場 2F
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