訪問日:2021年12月3日(金)
湖月

大分県別府市にある、昭和22年(1947年)創業の老舗餃子店『湖月』。
別府の本店の他に久留米店もあるそうで、別府本店はわかりませんが久留米店には公式サイトがあり、そこでお店の歴史について詳しく書いてありました。
創業者の上瀧ミサヲさんは久留米出身で、昭和10年代に単身満州に渡り、東安(現在の黒竜江省の東部)にて料亭を開業。
そこで創業者が興味を惹かれたのが、その地方で鍋烙(ゴーラウ)と呼ばれていた餃子で、現地の中国人から餃子やラー油の作り方を教えてもらったそうです。
終戦後に店を引き払い久留米に戻ってきたものの、当時空襲で焼け野原になっていたことから、縁を辿り別府にて『湖月』を創業。
創業以来満州で学んだ味と技術を今も継承し続けているとのこと。
日本における餃子の元祖については諸説あるそうですが、こちらのお店も「日本最古の餃子専門店」を掲げるお店とのこと。
訪問前はそこまでの歴史があるお店ということは知らず、大分県内で食べログで餃子を検索すると県内ランキング1位であり、県内で唯一「食べログ 餃子 百名店 2021」に選出されていたことから気になっていました。
アクセス

場所は別府駅の東口より徒歩5分くらいの距離、ソルパセオ銀座商店街のすぐ横にある細い裏路地を進んだ先。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には16時過ぎに訪問。
営業日は金・土・日のみ、営業時間は14時~20時で売切れ次第終了。
この時店内は先客1人と空いていましたが、この後お客さんは増えていき、私が退店した16時40分くらいには外待ち3人になっていました。
メニュー・商品ラインアップ

店内はカウンター7席のみで、メニューは「鍋烙(やきぎょうざ)」とビールのみという、かなり独特な営業形態。
今回は2人前を注文!
感想

【鍋烙(やきぎょうざ)2人前】1200円(税込)
1人前は15個なので2人前で合計30個。

タレは卓上に酢醤油っぽいタレとラー油が置いてあります。
皮は薄めで柔らか、焼き目はパリッとサクサクで香ばしく、餡は肉の旨味が強くコクのある味わい。
サイズは小ぶりで一口サイズですが、数も多くてしっかり食べ応えがあります。
最初は酢醤油のみでいただきましたが、途中からラー油を加えると、結構辛めのタイプだったので少量で丁度良かったです。
ずっと行きたかったお店ですが、営業日も少なくて何年もタイミングが合わず、今回ようやく来ることが出来て本当に良かったです。
今度久留米に行った際は久留米店にも寄りたいところ。
こちらの方がメニューも多く、オンラインでお取り寄せなども出来るようですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
湖月
0977-21-0226
大分県別府市北浜1-9-4
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