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まるでカステラのフレンチトーストともいわれる、400年以上の歴史ある平戸銘菓『カスドース』!【蔦屋】(長崎県平戸市)

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訪問日:2019年3月24日(日)

目次

カスドースとは

古くから海外交通の要所として国際貿易港として栄えた平戸。

16世紀から17世紀にかけては南蛮貿易の中心地として、ポルトガルやスペイン、オランダなどの貿易船が相次いで入国。

平戸に伝わった様々な西洋文化の中には、カステラやコンペイトウといった南蛮菓子があり、その中の一つに「カスドース」というお菓子がありました。

カスドースはカステラを卵黄にくぐらせ、加熱した糖蜜で揚げて、最後に砂糖をまぶしたお菓子。

江戸時代にポルトガルの宣教師から伝えられたといわれています。

当時は贅沢品だったという卵や砂糖をふんだんに使ったお菓子だったため、殿様だけが食べられる「お留め菓子」と呼ばれ、明治以降には皇室献上品にもなったそうです。

その製法からまるでカステラのフレンチトーストともいわれるお菓子で、長い船旅で乾燥したカステラをアレンジしたものという説や、カスドースの方がカステラより先に日本に伝わったという説、そもそもカステラのルーツになったのがカスドースという説など、その起源については諸説あるそうです。

蔦屋

今回訪れたのは、長崎県平戸市にある、九州最古ともいわれる文亀2年(1502年)創業の老舗和菓子店『蔦屋』。

江戸時代には平戸藩主松浦家の御用菓子司を務め、今なお平戸の地で愛されている歴史ある名店。

蔦屋はカスドースの元祖とされており、蔦屋が作り始めて以降は平戸藩外不出の御用菓子に。

約400年を経た現在までその味は変わることなく、今では平戸銘菓として全国に知られる存在とのこと。

店舗は平戸の本店の他、長崎、福岡、東京、愛知に販売店があり、そこでもカスドースの購入が可能。

またネットでの購入も出来ます。

今回はせっかく平戸まで行くと決めたので、本店まで行ってみることにしました。

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日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

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